No.１２４ ページ38
no side
─────職場体験３日目
とある路地裏。
「騒々しい…阿呆が出たか…？
後で始末してやる…今は…俺が為すべき事を為す」
「体が…動かね…クソやろうが…！！死ね…！」
「ヒーローを名乗るなら死際の台詞は選べ」
赤い布を纏った男が刀を向ける。
が、背後から近付く飯田の気配に気付き
刀を横に振る。
「スーツを着た子ども……何者だ」
飯田は刀の男────ステインを睨む。
兄をやられた怒りをぶつける飯田。
「僕の名を生涯忘れるな！！
インゲニウム！おまえを倒すヒーローの名だ！！」
「そうか。ﾀﾋね」
──────
飯田とステインが会ってから少しして
緑谷は新幹線から飛び出し
飯田を探すべく保須市を走っていた。
A達は保須の異変に気付き
人々の誘導作業にあたっていた。
『……保須って天哉が来てるよね』
「確か……そうだな」
Aが逃げ惑う人の先を見て固まる。
『！！』
「どうし…！！」
『……脳無』
轟とAはエンデヴァーに
脳無の存在を伝え駆け出す。
「A、逃げ遅れた人を探すぞ！」
『うん……！』
恐怖で座り込む者、怪我をして動けない者
そんな人達を抱えて離れる作業を繰り返す。
「……！緑谷からメールだ、……一斉送信？」
『何て書いてある？』
Aは怪我をした人を抱えながら尋ねる。
「……位置情報だけだ」
『……てことは』
「『応援要請』」
「ケータイじゃない俺を見ろ焦凍ォ！！」
エンデヴァーが怒鳴るも轟は駆け出す。
「どこ行くんだ焦凍ォ！！！」
「江向通り４−２−１０の細道。
そっちが済むか手の空いたプロがいたら応援頼む。
おまえならすぐ解決出来んだろ」
轟は走りながら言う。
「友だちがピンチもしれねえ」
『焦凍ｯ……！後から向かう。今は……この人！』
「ああ」
Aは怪我をした女性を抱き上げる。
「うぅ…ごめんなさい……」
『大丈夫、安全な所に運びます』
「ありがとう……」
Aはそっと抱え直しエンデヴァーに向き直る。
『エンデヴァー、この人を助けてから
ショートに合流します』
「……分かった。早く行ってやれ
Aは傷に響かぬよう
そっと、でも速く走り出す。
.
『ここなら大丈夫です』
「ありがとう…本当に……」
『ヒーロー、なので』
Aは小さく微笑んで轟の元へ走った。
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沙羅(プロフ) - 紅羽さん» 私も、もっと分かりやすく書けるよう精進します！！未熟な私ですが、どうか今後もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 沙羅さん» なるほど！そういえば言っていたのを思い出しました！私も勘違いしてしまって申し訳ありませんでしたm(__)m (2019年9月8日 11時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» ご指摘ありがとうございます。分かりづらくて申し訳ございません……「クリエイティヴ」は他の生徒の声でして、八百万さんの発表へのコメントなんです…原作の方にそう書いてありましたので、そのまま引用させて頂きました。誤解させてしまい申し訳ありませんでした (2019年9月8日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 115話の八百万のヒーロー名ですが、「クリエイティヴ」ではなく「クリエティ」ですよ！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 碧泉さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんで貰えるように頑張ります！！今後もよろしくお願いしますー！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月13日 17時
