No.１２３ ページ37
轟side
親父とAの戦闘訓練でAが倒れた。
全身で親父の炎を受けたからだ。
勿論、親父には怒鳴ったが
部屋まで運んでおけ、とだけ言われた。
急いで部屋まで運び
親父のサイドキック達による治療が行われた。
俺は親父との訓練でボコボコに叩きのめされたが
正直今はそんな事どうでも良かった。
訓練で痛む体を引きずってAの部屋に行く。
……起きてると良いんだが。
そっと扉を叩き声をかける。
「A……」
『はーい』
呼びかけて間髪入れずに返事がくる。
元気そうで良かった。
「お、」
扉を開けてまず目に飛び込んできたのは
緑色の炎に包まれたA。
……治癒の炎、だったか。熱くねぇのか？
「……熱くないのか？」
『……ん？』
「……ん？」
そう尋ねれば首を傾げるA。
つられて俺も首を傾げる。
熱くなさそうだし大丈夫か。
ベッドの足の方に座って
Aが気を失って驚いたことを伝える。
『炎司さん強かったからね』
確かに悔しいが親父は強いと思う。
職場体験で確認しに来ただけはある。
『焦凍、明日こそ頑張ろう。
…………まだ勝つチャンスはある』
「……？そうだな」
A、気合い入ってんな。
そんな事を考えていたらAの手が伸びてくる。
「Aに撫でられるの気持ちいいな」
『そう？』
入学当日にも撫でられたのを思い出し
スっと心が軽くなるのが分かる。
俺もAに手を伸ばして頭を撫でる。
やっぱサラサラしてるな。
『焦凍も撫でるの上手だよ』
「そうか」
俺もAも同じ様な返しをしたせいか
思わず顔を見合わせて笑った。
.
「じゃあ……お休み」
『お休み〜』
Aの治癒の炎が消えた頃に部屋を出る。
部屋に戻る途中で自分の右手を見る。
まだAの髪の感触が残ってる。
「……」
何だ、これ。
胸の奥がムズムズする。
「わかんねぇ……」
軽く頭を振って急いで部屋に戻る。
そのまま布団に入って寝ることにした。
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沙羅(プロフ) - 紅羽さん» 私も、もっと分かりやすく書けるよう精進します！！未熟な私ですが、どうか今後もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 沙羅さん» なるほど！そういえば言っていたのを思い出しました！私も勘違いしてしまって申し訳ありませんでしたm(__)m (2019年9月8日 11時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» ご指摘ありがとうございます。分かりづらくて申し訳ございません……「クリエイティヴ」は他の生徒の声でして、八百万さんの発表へのコメントなんです…原作の方にそう書いてありましたので、そのまま引用させて頂きました。誤解させてしまい申し訳ありませんでした (2019年9月8日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 115話の八百万のヒーロー名ですが、「クリエイティヴ」ではなく「クリエティ」ですよ！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 碧泉さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんで貰えるように頑張ります！！今後もよろしくお願いしますー！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月13日 17時
