No.１０６ ページ20
爆豪side
塀の上を走るAに声かけたら
変な悲鳴を上げて落ちてきた。
いや、急に声かけた俺も悪かったけどよ。
それ以前に塀の上を走るってどうなんだよ。
間一髪で受け止めたは良いけど……
なんつーか……顔が、近い。
やべえ、顔が熱い。んだよコレ………
「このまま連れてくけど良いか」
『のーぷろぶれーむ』
恥ずいけど降ろすのも何か気に食わねぇから
このまま連れてくことにした。
『ふふ、楽ちんだぁ』
「……そうかよ」
目を細めてゆるりと笑うA。
………クッソ可愛い。←
Aの顔が直視できなくて逸らしてた目を
そっと戻してみれば、
ウトウトとし始めていた。
「オイ、寝んなや」
そう言ってもAはお構い無しに目を閉じる。
ガチで寝る気か。
「ったく……」
Aの右手は俺の服を掴んでいて
顔も少しこっちを向いてる。
……寝顔は幼く見えるな。
人形みたいに整った顔してるのに不思議だ。
背負って歩いた方が楽なんだろうが
そしたらAの顔が見えねぇ。
そんな事を考えながら歩いていれば
やっと見えてきた家。
なるべくAを揺らさねぇように
玄関の扉を蹴り開ける。
「勝己！！ドアを蹴るんじゃないよ！！
あと帰ったら「ただいま」でしょ！！」
「うるっせぇぞクソババア！！
Aが寝てんだよ……」
「え？そうなの？」
ヒョイと顔を覗かせたクソババア()は
寝てるAを見て顔を輝かせる。何でだ。
「それならそーと先に言いなさいよ勝己！
ホラ、早く連れて来な！」
「わあってるよ！！」
小声で怒鳴り合いながら
Aを抱えたままリビングに向かう。
『ん……』
「！」
小さく身じろぎしたと思ったら
薄ら開いた目と合う。
『勝己……ごめん、寝てた……』
「……おう。気にすんな」
ゆっくり降ろしてやれば背伸びを始めるA。
それからキョロキョロと周りを見て俺を見る。
『……勝己の家？』
「他にどこ行くんだよ」
『だよねぇ』
へらっと笑うと、クソババアの方に行き
何やら挨拶してるらしい。
「あ、起きたね！」
『お邪m「ただいま」た…ただいま……』
「うん。お帰りA」
クソババアはAの頭を撫でる。
Aの事になると甘ぇからな。
「あと少しで出来るからさ、勝己と遊んで来なよ」
『えっ…手伝い……』
「ほら行った行った！」
追い返されたAがこっちに来た。
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沙羅(プロフ) - 紅羽さん» 私も、もっと分かりやすく書けるよう精進します！！未熟な私ですが、どうか今後もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 沙羅さん» なるほど！そういえば言っていたのを思い出しました！私も勘違いしてしまって申し訳ありませんでしたm(__)m (2019年9月8日 11時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» ご指摘ありがとうございます。分かりづらくて申し訳ございません……「クリエイティヴ」は他の生徒の声でして、八百万さんの発表へのコメントなんです…原作の方にそう書いてありましたので、そのまま引用させて頂きました。誤解させてしまい申し訳ありませんでした (2019年9月8日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 115話の八百万のヒーロー名ですが、「クリエイティヴ」ではなく「クリエティ」ですよ！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 碧泉さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんで貰えるように頑張ります！！今後もよろしくお願いしますー！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月13日 17時
