無気力系女子【ヒロアカ】【相澤消太】

No.１６ ページ18

no side




「彼女の実技試験は実に面白かったね！
あの０P敵(ｳﾞｨﾗﾝ)を熱して戦闘不能にするなんてさ！」




根津は楽しそうに話す。




「今夜辺りには実技総合の結果がでるだろうから
総得点数が気になるところだね！」

「校長先生……」




相澤は控えめに声をかける。

根津はなお、笑って相澤を止めた。




「不知火Aの入学に支障はないよ！」

「！」

「結果次第だけどね！」




じゃ、と根津は踵を返し戻って行く。




「……イレイザーが心配してた事だったな」

「……ああ」




相澤の心配していたこと。

公にヒーロー相手に啖呵を切ったことで

この「雄英高校ヒーロー科」に入れるのか。




その心配は根津の先読みで吹き飛んだ訳だが。




「……ま、このニュースは本人には秘密ね」

「……ですね」




ミッドナイトのため息と共に出された提案は

相澤もマイクも異論なく肯定した。




──────

場所は変わってA宅周辺。




「おい、着いたぞ！！」

『んー……』

「起きろ！！ぶん投げんぞ！！」

『…………や、』




ぎゅ、と爆豪の首に腕を回すA。

寝ぼけている。




「なｯ……起きろボケェ！！」

『う"っ……』




爆豪は片手を離しAの頬をつねる。




『いひゃい(痛い)』

「うるせェ！！」

『カラムーチョあげるから……』




ペッ、と地面に降ろされたAは

カバンの中からカラムーチョを取り出す。




『またのご利用させていただきます』←

「二度とするかバァカ！！」

『えっ……してくれないの……？』

「ｯｯ………したるわバカ！背負いコロしたるわ！」

『後半気になるけどまぁいいや』

「お前！入試落ちんなよ！！」

『私に言われても……』

「何とかしろ！！」

『ハイ』

「ﾁｯ……」

『…………送ってくれてありがと』

「ｯ、当然だろ、……じゃあな！！！」

『またねぇ』




悪態をつきつつも顔は赤い爆豪に

Aは少し嬉しそうに手を振った。




合否発表は一週間後である。





- - - - - - - - - - - - - - - - -


根津校長って何((

ちょっと話が迷子になってます。



ついでに無気力じゃないし天然じゃない。

しかも愛されじゃない気がするｯｯ！！！



期待してくれた方(居ないだろうけど)

ほんっっとうに申し訳ないです！！！！！

No.１７→←No.１５

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す