No.９ ページ11
貴女side
目が覚める。
何か、あったかい。
『………………………消太？』
「……起きたか」
もぞもぞと動き始めたのは消太だった。
消太の腕の中で寝ていたらしい。
『……包帯』
「重いもんでも持ったんだろ。治しとけよ」
『なるほど』
ボッ、と音を立てて緑色の炎が腕を包む。
自分自身への治癒は効果半減するので
ゆっくりゆっくり治っていく。
「今何時だ……？」
『朝４時』
「だいぶ寝たな」
『消太お風呂入った？』
「臭うか？」
『消太はいい匂いする』
「そうじゃない」
私の腕はあと数分は使えないだろう。
その間に消太をお風呂に促す。
『シャワーだけは駄目だからね』
「ハイハイ……」
嫌々ながら消太は脱衣所に向かう。
お風呂からシャワーの音が聞こえてきた頃
やっと腕の炎が消えていく。
『
無駄に発音いいとか言ったの誰。
怒らないから、手挙げて。
のそのそとベッドから起き上がって
冷蔵庫を開ける。
『……和食かな』
冷凍鮭を焼き、簡単味噌汁を作ってご飯をよそう。
「風呂あがった」
『温まりましたか』
「おかげさまで」
『朝ご飯にしませう』
「古語……」
……お風呂上がりの消太がカッコイイ。
なんて、思ったのは秘密。
水も滴るいい男ってやつだね。
『「いただきます」』
私もお風呂に入らなきゃいけないから
なるべく急いでご飯を食べる。
「美味い」
『照れちゃう()』
「味噌汁も俺好みの味だ」
『じゃあ消太のお嫁さんになれるね』
冗談で言ったつもりだったのに、
消太は固まってしまった。
え、なに。そんなヤだった？？ごめん。
「……お前、覚悟しとけよ」
『え、なになになに果たし状？？』
「……知るか。さっさと飯食え」
『りょ』←
ピッ、と敬礼して白米をかきこむ。
『白米に落ち着くよね最終的に！』←
「どこのクックヒーローだ」
『お風呂いってきます 』
「おう」
クックヒーローって？？
きっと雄英に行けば分かる、かな。
消太もいるんだし、
ちょっと頑張って受けてみようかな。
タオルを掴んでお風呂に滑り込む。
髪の毛ビショビショで出たら
消太にめちゃくちゃ怒られましたまる
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凌緋(プロフ) - リンクに飛んだんですけど無かった(？)です。貼り直していただけると幸いです。いつも素敵な作品をありがとうございます (2021年5月21日 19時) (
レス) id: 7c3726ee78 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あずきさん» 恐らく保存期間が過ぎてしまったか、元のデータが消えてしまいました……またいつか貼り直します！ご連絡ありがとうございます！！そう言って貰えて嬉しいです！！頑張って更新していきますー！ (2021年4月6日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 多分イメ画はれてないと思います。キャラの描き方？とかがすごい好きです！ (2021年4月6日 12時) (レス) id: 655ef0306f (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 龍花さん» こんにちは！コメントありがとうございます！そう言って貰えてより頑張れます(感涙)ギャグを取り入れつつ書いていきますので、どうぞ今後もよろしくお願いします！！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
龍花 - こんにちは！いつも見ています！小説とても面白いです！私相澤先生推しなので見ててとても面白いし楽しいです！相澤先生と夢主のノリがめっちゃ好き！これからも頑張ってください！ (2020年3月5日 13時) (レス) id: fe502d7723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年7月27日 21時
