織田とジイドと夢主と ページ19
no side
ｼﾞｲﾄﾞ「サクノスケ」
織田「何だ」
ｼﾞｲﾄﾞ「Aとは何者なのだ」
織田「AはAだ」
ｼﾞｲﾄﾞ「……そうか」
織田「？」
貴女『二人で何を話してるの？』
ｼﾞｲﾄﾞ「貴君のことだ」
貴女『……成程。
作之助に聞いたは善いけど求めていた返事が
返ってこなかったのね』
ｼﾞｲﾄﾞ「そんなところだ」
織田「？？」
────
貴女『ジイド』
ｼﾞｲﾄﾞ「何だ」
貴女『その外套ボロボロじゃない』
ｼﾞｲﾄﾞ「気にしてないが」
貴女『直してあげようか』
ｼﾞｲﾄﾞ「……勝手にしろ」
(修復中)
貴女『どう？』
ｼﾞｲﾄﾞ「新品みたいだな」
貴女『裁縫は得意』
ｼﾞｲﾄﾞ「…ほう」
貴女『裏側には沢山ポケット付けてみた』
ｼﾞｲﾄﾞ「凄い量だなコレ」
織田「その方が便利じゃないか」
貴女『セリフ取られた』
織田「すまん」
ｼﾞｲﾄﾞ「何を入れるんだコレに」
貴女『飴か鰹節』
ｼﾞｲﾄﾞ「飴は判るが何故に鰹節」
貴女『猫にあげられるし』
ｼﾞｲﾄﾞ「…」
貴女『鰹節は美味しいよ』
ｼﾞｲﾄﾞ「……このまま食べるのか！？」
────
織田「A」
貴女『どうしたの？』
織田「ジイドがカレーを食べたいらしい」
貴女『作ってあげるの？』
織田「前に作ってやったら辛いと怒られた」
貴女『あぁ…』
織田「ので、頼めるか？A」
貴女『判った。任せて作之助』
(調理中)
貴女『召し上がれ』
ｼﾞｲﾄﾞ「いただきます」
織田「いただきます」
貴女『どう？』
ｼﾞｲﾄﾞ「…辛過ぎず美味い」
織田「確かに美味い」
貴女『褒めても何も出ないよ』
ｼﾞｲﾄﾞ「デザートあるか」
貴女『ケェキなら』
織田「褒めたら出たな」
貴女『作之助はケェキ要らないのね』
織田「欲しい。済まないA」
貴女『よろしい』
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年2月15日 22時
