過去編１４話 ページ23
貴女side
警察学校の頃が懐かしい。
やっとの事で警察庁に入り、
いくつか手柄をあげてゼロに近付いた。
そして大きな仕事……
"黒の組織"への潜入調査を承った。
コードネーム"ビジュー"……
ベルモットとジンとシャルトリューズで作られ、
ルビー、エメラルド、ダイヤモンドの色に見立て
"世界一豪華なカクテル"と言われるほど。
何でも由来はベルモット並の美貌を持ち
ジンの様な冷徹、冷静さを持つから、らしい。
……とんだ迷惑な話だ。
とりあえず話を戻すと
私は今、組織の仕事を終え仮家にいる。
何でこんなに長々と考えていたかというと
外が異常な程に騒がしいからだ。
こちとら徹夜続きで疲れているのに
静かに寝ることも出来ないのか。
思わず窓に歩み寄り手をかけ開ける。
「あっ！今、女性が窓を開けました！！
どうやら取り残されているようです！」
…ん？
「大丈夫ですか！？」
あれはテレビカメラ？
何の取材……取り残されている？
バッと階下に目を走らせ
警察、機動隊、爆発処理班を見つけた。
その中には見覚えのあるサングラスも。
その彼はこちらに気付いたようだ。
…ってことは…つまり
「爆弾が仕掛けれられたマンションには
未だ動きはありません！そして１人の女性が
取り残されていることもたった今判明しました！」
テレビのリポーターが騒ぎ立てる。
貴女『残っているのは！！』
公安、組織の立場から松田くんの名は呼べない。
その代わり誰が聞いても違和感がないように問う。
野次馬たちは「あなただけだ！」と叫ぶが
私が欲しい情報はそれじゃない。
松田「屋上に爆弾処理班全６名！！」
松田くんが大声をあげる。
その手には防護服が。
貴女『防護服！Ｍ３６０！』
松田「ﾂ…！？っクソ！責任は取らねぇぞ！！」
松田くんは防護服に
Ｍ３６０…つまり拳銃を包み私に投げる。
相変わらずあの５人は怪力だから……
松田「無事に戻って来いよ！！」
貴女『
かなりの勢いで上がったきた防護服を掴み
そのまま屋上へ階段を駆け上る。
まだ、間に合って……！！！
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沙羅(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。本当ですね！？気付きませんでした…直しておきます！ (2019年5月1日 13時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 過去12話に誤字がありました。「釣れていけ」ではなく、「連れていけ」です。 (2019年4月30日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 恵里奈さん» 恵里奈様、コメントありがとうございます！学生のため更新できる時間が限られていますがなるべく更新していきます！今後もよろしくお願い致します！ (2018年7月24日 16時) (レス) id: c920a02ff3 (このIDを非表示/違反報告)
恵里奈 - すごく面白いです！更新楽しみにしてます！！ (2018年7月24日 15時) (レス) id: 10c97d1f10 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろ(プロフ) - 沙羅さん» いえいえ、これからも更新楽しみにしてます！ (2018年7月2日 20時) (レス) id: 2158e98175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2018年5月19日 20時
