検索窓
今日:26 hit、昨日:26 hit、合計:452,252 hit

ページ34

no side





片付けも終わり音駒と烏野は外に出て礼を言う。

ちなみにAはお土産をちゃんと渡した。





「「友よ!また会おう!!!」」





「アレなに。」


「知らん。あんま見るな。」


『辛辣で草。』


「お前はキャラ変し過ぎだろ。」





孤爪は1人で先を歩いていき

Aは黒尾と共に烏野主将へ挨拶。

(清水に会うためでもある。)






「次は負けません!」


「次()負けません!」



「「恐い恐い 恐いから!」」


『澤村さん意外と面白い人だなぁ。』←





菅原と夜久がツッコミを入れる中

Aはのんきにそう呟く。





「次 戦る時は今日みたいに行かねえかんな。」


「ああ。そうしてくれないと練習になんないからな。」





「こっちもか!」

「大人げない!!」


『猫又監督に言ったやつの
盛大なブーメランになってて直井コーチワロタ。』←


「「Aはどうしたんだ。」」






菅原と夜久のツッコミがAを襲う。

Aはヒラリとかわして清水の元へ。






『潔子さんお疲れ様でした!』


「Aちゃんもお疲れ様。
バレーしてるところ、カッコよかったよ。」


『そ、そんな……照れます……へへ……』


「(可愛い)」





頬を赤く染め照れ笑いをするAに

近くに居た清水は勿論、

様子を見ていた数名が犠牲になった。





「あ、あのさAちゃん。
もし良ければなんだけど……」


『?』


「れ、連絡先、交換しない?」


『!勿論です!しましょう!
私もいつか聞こうと思ってて……』


「ほんと?良かった。じゃあ──────」






清水も嬉しそうに連絡先を交換していく。

幸い顧問達は見ていない。






「挨拶!!」





交換し終えたと同時に主将達の声が響く。

両校が一斉に並ぶ。






「「ありがとうございました─────っ!!!」」






挨拶を終えると互いに手を振って別れる両校。

昨日の敵は今日の友、である(多分)。






「Aサーン?
何か烏野と仲良さげだったじゃないですか〜?」


『澤村さんとスガさんは命の恩人なんだよ。』


「エッ」


『去年の全中でね、
今日の9番君と10番君が戦ってたんだけど……』






Aは去年の冬を思い出していた。






『思わず見入ってたら
虎と仲良くなった田中君とぶつかっちゃって……
その、階段から落ちかけまして。』


「は!?」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (122 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
410人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2020年3月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。