【名探偵コナン】愛され自由人

１２話 ページ13

貴女side



貴女『どれにしようかしら…』


お酒を専門に取り扱うお店の棚の前に立つ。


貴女『ライ？バーボン？スコッチ？
いやジンも捨てがたい……』


組織の皆のコードネームとなる

お酒のビンを手に取る。


貴女『……いっそビールにしようかしら。』


一升瓶のビールや日本酒を見る。


貴女『…よし！』


スマートフォンを取り出して

電話帳と書かれたアプリを押す。


かける相手は"降谷零"。


貴女『もしもし？』

安室《何ですか。今バイト中ですが。》

貴女『まだ終わらないの？』

安室《あと３０分間で上がりです。》


貴女『……』

安室《？》



貴女『○✕酒屋。』

安室《……仕方ないですね。》



警察学校からの同期の皆は

私が単語で発してもなぜか理解してくれる。

何で？エスパー？


しかも諸伏くんを筆頭に

私のことを"姫"って呼ぶ。


恥ずかしいんだけどね。


もうそんな歳じゃないのに。

三十路よ？恐ろしいわ……



貴女『３０分……何しようかしら。』


客１「え？外でひったくり？」

客２「こっちに走って来るみたいよ！」

客１「ウソォ！」


貴女『…！』


良いこと思いついた！

そのひったくり犯と遊びましょ！


酒屋の扉を開けて外に出る。

アレね……あら、手にナイフ持ってる。


犯人「どけぇぇ！！！」


楽しくなりそうね。

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