玖 ページ11
貴女side
ニャンコ「……。珍しいじゃないか
お前が…約束を破ろうとするなんてな」
貴女『…!約束…』
そうだ、約束があったんだ
いつの日か、あの少年と約束した
貴女『奴らを……奴らの大将を…』
2人がしゃがんだのが分かった
貴女『倒しに参る』
月.秋「「はっ!!」」
貴女『秋麗、椿と牡丹を』
秋麗「分かりました、呼んで参ります」
あの双子…傘を持った双子を呼ばせる
無事だと良いが…
貴女『…夏目、と云ったか?』
夏目「は、はい?」
貴女『此処は危険だ、喰われてしまうよ』
夏目……夏目、か
君…なのか?あの少年は…
夏目「いえ、おれも手伝わせて下さい」
あぁ…強く、なったんだね
貴女『…斑、夏目殿を頼む』
ニャンコ「言われんでも分かっとる!」
椿.牡「「主様、お呼びですか」」
秋麗「奴らを捕らえる準備も出来ました」
貴女『…3人ともご苦労……さて
皆が揃ったな…。
では、参るぞ!続け!!』
強く、言い放つ
見えないままの目で寝台から飛び降りる
そのまま本来の姿に戻った
斑と同じ様なフォルムへ
椿 「我々は行きまする」
牡丹「くれぐれもお怪我のないよう」
なるべく、従者達を怪我させぬよう
遠くへ。多くの敵を引き付けて
気配だけを頼りに山を走った
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年10月28日 21時