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「こんばんは、黒猫チャン！」
『……………………』
「……無視は良くないと思うなぁ。」
『犬山サン、何かご用ですか。』
郵便局帰りのAを呼び止めたのは
某猿川氏とタイマン張ってた犬山氏。
「別に？何も用は無いけど〜
久しぶりに見かけたから声かけた的な？」
『そっすか。じゃ、』
「ちょ、ちょっと待ちなよ！何で！？」
『いや何で、はこっちのセリフ。』
「久しぶりに会ったんだよ！？何かないの！？」
『何も無いわ！！帰れ！！』
「やだ！！」
『子どもか！！』
Aの腕を掴む犬山。
この人も猿川と同じ高校２年生だ。
「相変わらずツンケンしてて可愛いね。
どう？俺の女になる気はない？」
『無い。私に負けたヤツとは付き合わない。』
「へーえ……なら、勝てばいいんだ？」
『犬山に負けてもそれは有り得ないから安心して。』
「ひどいっ」
大袈裟に悲しむ犬山。
なんだコイツ。
『……で？本当に用が無いなら帰りますよ。』
「……Aちゃん、丸くなった？」
『帰るわ。』
「一応いうけど体型じゃないからね！？
トゲ？カド？が取れたって言うか！優しくなった！」
『アーハイハイ。』
「もう！」
犬山は腰に手を当てて頬を膨らませる。
女子より女子っぽいクセして喧嘩は強いのだ。
「暗いから心配しただけです〜」
『……珍しっすね。』
「犬山さんは優しいのです。」
『猿川とタイマン張ってたくせに？？』
「今は喧嘩してないでぇす。高校生活楽しいよ〜」
Aの横に並んで歩き始める犬山。
ニコニコと笑うが裏は読めない。
『……何で着いてくるの。』
「おうちまで送るよ☆」
『結構です。』
「エッ……」
『本当に何なの？？？何でそんな態度違うの？？
もはや怖いんだけど？ねぇ。どゆこと？？』
怒涛の勢いに圧される犬山。
慌てて弁明するように手を振る。
「俺！黒猫のファンなんだよ！！
歳下に、しかも女子に負けたの初めてだし！」
『！』
「だからさァ……その、仲良くしたくてェ……」
本心らしく少し頬が赤かった。
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否めない某バレー漫画、青い城の及○さん。
ついでに言えば
猿川って人と犬山って人を出したかっただけ。
自己紹介はもう少ししたら！(？)
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沙羅(プロフ) - I like chocoさん» コメントありがとうございます！気まぐれ更新ですが頑張りますねー！ (2020年3月9日 14時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - お、面白い！続き待ってます！ (2020年3月9日 13時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2017年6月13日 23時
