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『……ま、そういう訳で。勝手にごめん、幸村。
せっかくマネージャー誘ってくれたのにさ。』
「A……まさか、昨日のって……!」
『うん。多分考えてるのであってるよ。
じゃ、そゆことで。今日の部活も遅れるね。』
Aは幸村に軽く手を振り去って行く。
「Aって……テニス、出来るの?蓮二。」
「テニスに関してだけ、データが無い。
だから……すまないが分からない。」
「じゃあもし、出来なかったら……」
「Aは″約束″を破らない。
ましてや″賭け″となったら尚更だ。
……部活は辞めるだろう。」
「そんな、」
幸村は心配そうに顔を歪める。
柳も珍しく困った様に眉を下げる。
「蓮二、今日の部活だけど……」
「″Aの試合を見てからにしよう。″
と精市は言う。」
「!さすがだね。じゃ、さっそく連絡しよう。」
「ああ。」
幸村は弁当を片手に2年のクラスを回る。
Aの試合の件も含め連絡していった。
ちなみに、幸村が引っ張られて行ったのは
クラスの大半が見ており
廊下で話すのもまた大勢の生徒が目撃していた。
つまりAが女子テニス部レギュラーと
対決することはあっという間に広まった。
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沙羅(プロフ) - I like chocoさん» コメントありがとうございます!気まぐれ更新ですが頑張りますねー! (2020年3月9日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - お、面白い!続き待ってます! (2020年3月9日 13時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年6月13日 23時