彼と救急箱 3

139 急患が. . . . . . ページ40

奈津「叔母さーん。ネスー。」

叔母「なっちゃーん、久しぶりやね、元気しとったぁ。」

奈津「うん。仕事は、忙しかったけどね。」

ネス「ほんなこつ、元気とかぁ。傷心旅行じゃなくて。」

奈津「もー、ネス、そんなんじゃないから、あー、小夏と広奈に会ってこよ。」









奈津「小夏〜、久しぶり、元気だったあ。」

小夏 モー (あれっ、一人？あんた一人？臣くんは、臣くん、一緒じゃないの？臣くん。なんだ、つまんない。)キョロキョロ

奈津「あー、小夏！もしかして、臣くん探してる？残念ねー、私一人だよー。」




奈津「そういえば、広奈どこ？広奈。」

ネス「目の前におるだろうが。」

奈津「えっ、これ？これ、広奈！デカイ。あー、大きくなったんだねー。」

ネス「あったりまえだろ、一年ぞ。牛の一年ってこんなもん。それに、広奈、妊娠中。」

奈津「えっ、何ですって！わあー、広奈のくせに生意気〜、そして、先越された〜。」

ネス「お前がもたもたしとるからやろ. . . . . . . . . . まっ、小夏と積もる話でもしてろ。」









バタン ブーーン！！

ネス「ありゃ、今日は、また、賑やかやなあ。奈津なら、牛舎におるぞ。」

臣「あー、いや、あの、ネスさん、お願いがあるんです。」

ネス「ん？」









ネス「おーい、奈津‼ たいへんだ！山で怪我人が出たらしい。」

奈津「ケガ人⁉ 状況は？山ってどこ？」

ネス「ほら、お前と臣が、遭難したろ、あの山。麓に山小屋あったろう、あそこにいるってさ。お前行ってくれるか？」

奈津「私でよければ、もちろん行くよ。」

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