136 気づく ページ37
臣「二人だけで飲むの、いつぶりだろうな。」
隆二「なんか、照れちゃうな。」
臣「バーカ。」
臣「. . . . . . . . 」
隆二「. . . . . . . 」
隆二「やっぱり、命救ってたね。先生。」
臣「ああ、そうだな. . . . . . . . 」
隆二「. . . . . . . . もう、いいの?奈津先生のこと。」
臣「いいも何も、振られたんだぞ、俺。」
隆二「ほんとに、そう思ってるのか?」
臣「どういう意味だよ。」
隆二「奈津先生は、あの時、臣の仕事のことや、置かれてる環境や、臣のまわりの人たちの事いろいろ考えてああいう決断をしたんだよ。」
臣「!. . . . . . 」
隆二「臣さあ、映画撮った時、もともと、ラブストーリーだったのを、救命の先生たちの苦悩や葛藤や、情熱みたいなものを感じたから、脚本書き直してまでヒューマンストーリーにして演じたじゃないか。臣が先生に惹かれたのも、先生が仕事に誇りをもってがんばってる姿みてきたからだろ?そんな、大切な仕事を、何とも思ってないヤツのために、何か月も放っぽり出して熊本くんだりまで付き合うかよ!バーカ!」
臣「えっ‼‼ 」
隆二「臣、この一年頑張ったと思うよ。休養してた分は、もう、充分、取り戻したと思うけど。」
臣「. . . . . . . .隆二!俺. . . . . . . 帰るわ。」
隆二「うん、お疲れ。」
直人「なんかさあ、奈津先生には幸せになってもらいたいなあ。」
健二郎「せやなあ。」
岩「でも、それができるのって。」
直己「臣 しかいない。」
エリ「ですよね。」
真木「なんとか一命とりとめたな。お疲れ、二人とも. . . . . . . .お い、春山、お前、休暇やるから、休め。」
奈津「えーっ、いいですよ〜、休んでも、やる事ないし。」
真木「いいから!痛々しいんだよ、お前見てると。なんか、ますます仕事に没頭して、行き遅れ路線まっしぐらで。あー、まあ、2日やるから、心と身体リフレッシュして来い!わかったな!」
奈津「はーい、わかりました。」
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なおみ(プロフ) - お疲れさまでした。次回作も楽しみに待ってます(⌒▽⌒) (2016年7月3日 19時) (レス) id: 60268af25c (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 臣くん、なつちん結婚おめでとう!幸せになってね! (2016年7月3日 19時) (レス) id: 60268af25c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MOKU | 作成日時:2016年4月12日 22時