544 ページ44
翔side
しばらく和のそばに居たんだけど
やっぱり体力がないから
だんだんと眠そうに目がトロンとしてきたから
『おやすみ…』
優しく頭を撫でながら
寝るまで付き添った
このフワフワな髪はやっぱり触り心地がいいし
和の寝顔はおれの元気の源っていっていいくらい
見てて俺まで安心するし、可愛いすぎて頬っぺたツンツンしたくなっちゃうね。笑
点滴と機械類の設定をもう一度確認をして
カルテの整理もかねて医局に戻る。
和のカルテを開いて
俺が居なかった間の記録を確認した。
なるべく入院は長引かせたくないけど
発作もあったし、しばらくは安静かな…
治療も……
まだ智くんにも少ししか話してないけど
そろそろ本格的に始めてもいい時期…
夏にかけて体を作るためにも…ね…
考えることは山ほどあるけど
今は目の前のことに集中しなきゃいけないのも分かってるから
溜まった事務仕事を片っ端から片付けることにした。
・
・
・
パソコンとしばらく睨めっこしていたら…
ピピってPHSがなって
智『あ、おれだけど…』
多分向こうの病院からかけてるみたいで
『智くん?お母さんどう?』
智『そのことなんだけど…さっき目覚ましてくれて…あと何日かは様子見だけど、大丈夫だろうって…』
『ほんとにっ!?よかったぁ…』
智『うん、ありがとう…俺も検査の結果とか見せてもらったし、治療内容も確認できたから…これで少し安心…和はどう?…』
『和も目覚ましたよ。やっぱり体力ないからすぐまた寝たけど、穏やかな寝顔してるし数値も落ち着いてるから…』
智『そっか…ごめんね、迷惑かけて…俺の仕事だって押し付ける形になっちゃったし…』
『ううん、そんなことないよ。今はお母さんのこと優先してあげて?』
智『ほんとに…ありがとうね。あと数日はICUから出れないんだ……でも…もう少ししたら…』
『一緒にいてあげて?』
智『あっ、、いや、、そういうわけじゃ…』
『智くん?お母さんは智くんの大事な人でしょ。何日でも。俺も和もそうしてほしいよ』
智『翔くん…』
『大事な人のそばにいるのって当たり前でしょ?それに、お母さんだってその方が安心すると思うし』
智『……ごめんね…』
『もう、なんで謝るのさ。笑。』
智『あっ、、ごめっ…あっ、ちがう。…ありがとう…ふふっ…』
『…笑。どういたしまして!お母さん、きっと大丈夫だから。ずっとそばに居てあげてね?』
智『うん。ありがとう…翔くん』
415人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ren(プロフ) - さっちさん» さっちさん!時間かかってしまってすいません、、でも楽しんでいただけたみたいで良かったです^_^またお待ちしています! (2018年3月5日 12時) (レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - ありがとうございました!!ワクワクしながら読みました!思ったような和くんでした! (2018年3月4日 9時) (レス) id: c55e3acf80 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - さっちさん» さっちさん、リクエストありがとうございました!楽しんでいただけたようで嬉しいです^_^またお待ちしています! (2018年2月25日 12時) (レス) id: ceab66f152 (このIDを非表示/違反報告)
さっち(プロフ) - リクエスト、叶えてくださってありがとうございます。続きも楽しみです。 (2018年2月24日 18時) (レス) id: c55e3acf80 (このIDを非表示/違反報告)
ren(プロフ) - ばンぶうさん» 大好きだなんて言っていただけて嬉しいです!またリクエストありましたらよろしくおねがいします(^-^)これからもばンぶうさんに楽しんでもらえる作品を書けるように頑張りますので応援よろしくお願いします! (2018年2月20日 7時) (レス) id: 36e1de201f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ren | 作成日時:2018年2月15日 8時