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A視点
Nakamu様の部屋の水色の扉をノックする。
しかし部屋の中から返事はしなかった。
『Nakamu様...?』
恐る恐る扉を開けると机に突っ伏してすやすやと寝ているNakamu様がいた。
肩をそっと揺さぶってみると、「ふあぁ..」と小さな声が聞こえた。
起きたのか、Nakamu様は頭を起こした。
顔を上げたNakamu様を見て私は叫んだ
『わ!?Nakamu様！！？？』
なんと顔面全体が赤く血で染まっていた。
大慌てでティッシュと少し濡らしたタオルで顔の血をふき取る。
ふき取っても鼻からは血が少し出ていたから鼻血だと理解した。
鼻栓をして止血する。
Na「ごめんA。寝てたら鼻血出てた。」
あはは、と笑うNakamu様だけど本日二度目では..?
きんとき様が行った時から出ているとしても異常である。
話には聞いていたけど流石に顔面全部血に染まるまでは見たことがなかったため本当にびっくりした。驚きが抜けない私は口をぱくぱくとしている。
ティッシュ等の処理をしていると見慣れない薬の袋を見つけた。
何かこの件に関係しているかもしれないと思って拾ってポケットに仕舞った。
『あのNakamu様。大丈夫ですか？体調がすぐれないとか...』
そう言うとNakamu様はちょっと困った顔になった。
あー、とかえー、とか。母音をぼそぼそと呟き、言葉がまとまったのか話始めた。
Na「俺、自分でもわからない。でもなんか変な奴に薬飲まされた。そっからおかしくなったかな。」
ふむふむとうなずく。
薬、というのは私がさっき拾った空き袋の中身？
幹部たちには薬等は病気以外での服用はしてないはず。
あれこれ頭で考えているとNakamu様が付け足しで言った。
Na「しかもね、なんにも匂いしない。甘いものとかでも。」
鼻に関するものが異常のようだ。
鼻が利かないのと鼻血でるだけだからそこまで仕事に影響ないけどね、とそこまで重く考えてる感じではなかった。
Na「でも一回鼻血で書類やらかしかけたから、怖くてそんな出来てない...」
やらかしていないのはよかったけどやはり仕事は回ってはいなかった。
もう一つの目的だった食事を机の上に置く。
Na「A！ありがと。」
『また何かあったら呼んでくださいね。』
うん！と無邪気に笑うNakamu様を見て安心した。
私は扉を静かに閉め、Broooock様の部屋に向かった。
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しーく(プロフ) - 焼きおにぎり🍙さん» まじでありがとうございます🙇♀️🙇♀️これからも頑張って書いていきます😊 (2023年3月31日 6時) (
レス) id: 4646592698 (このIDを非表示/違反報告)
焼きおにぎり🍙 - 初コメ失礼します！唐突なのですがとっっってもどストライクすぎる作品です！！( ´ཫ` )陰ながら応援していますっ！ (2023年3月30日 22時) (レス) @page13 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - おもちさん» わわ！！ありがとうございます！！モチベになります✨更新これからもがんばります〜！！ (2023年3月29日 20時) (レス) id: f4f4606efa (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 雰囲気や書き方がすっっっごい好きです!!これからも頑張ってください!!応援してます!! (2023年3月29日 19時) (レス) id: d3ab042376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しーく | 作成日時：2023年3月26日 13時
