どうやら私は、死ぬらしい【赤葦京治】 (ページ1) - 小説

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1話ページ1

元気だけが取り柄だった。
　

　
　
普通に生活をしていた。

普通に高校に通ってて、

　
普通に部活にも参加して(マネージャーだけど)、

　

「A、かえろ」

普通に恋をして。

　

『うん』

こんな普通で、ささやかな幸せを積み重ねて、

　
人間だからたまには落ち込んだり、泣いたりして、

　

できればきみのとなりで、ずっと生きていけたらな。

　

そう思ってた。

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作者名：環 | 作成日時：2020年7月14日 16時