秘密やで。【snr】

40話 いつの間に ページ42

「ぇーん、かっこいい…」
「…ごめん聞こえんかった、なんて〜？」
「いえ！何も！！」


体調があまり通常モードじゃない私のためにセンラさんがご飯を作って下さっているのを椅子に座ってずっと見てるんだけど…かっこよすぎて、、もうこれだけでお腹いっぱい、いや全部食べますけど。なんならおかわりまでしたい程には食べますけど。


「そんな見んでもよくない？」


恥ずかしそうに笑うセンラさん…珍しい！！！かわいい！！！！！！！


「いやぁ…こんなの見ない方が…おかしい…」
「ちょっと何言ってんのか分からんけど」


こんなの見所しかない…誰か撮影して、、一生見返したいよ、、、


「あっセンラさん！」
「なに〜」
「今度会議の後ハウスで飲まれるらしいですね…？」
「そうやけど……何で知ってんの？」
「うらたさんに誘われまして…お邪魔させて頂くことになりました」


センラさんはすぐに火を消して私の方を向いた。その表情は先程とは違ってとても真面目で、私も少しびっくりしてしまった。







「うらたんに誘われた？」
「はい…」
「ほーん……いつの間に」


何故かこの空気に緊張感が走る。私とうらたさんが仲良くしていることに驚いているのかな。確かに、いつの間にって思うよね。それとも、私は参加しない方がいい感じなのだろうか。

そう言い放った後、センラさんはまた火をつけて料理を再開した。




「会議頑張ったらAちゃんに会えるんやな」



その言葉に、心臓が大きく音を立てた。そして更に、センラさんがとても嬉しそうな顔で言うもんだから余計に嬉しくてたまらなかった。


「応援してますからね！！」
「頑張るな〜！」


お断りした方がいいのかな？と思ったけど、全然そんなこと無かったみたい。さっきのあの表情は…びっくりさせちゃっただけか。

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