35話 言葉の意味 ページ37
「「カンパ〜〜イ!!」」
2人とは思えない声量と仕事終わりとは思えないこのテンションで乾杯を交わしてビールを口に流し込んだ。たまらん、染みる。今日もお仕事頑張った。
「華金やで華金華金華金華金」
「1週間お疲れ様だ〜〜〜」
お酒と華金でテンションがもう既にどこかにいってるセンラさんは本当に面白い。一緒に飲んでこんなに楽しい人いない。
「うんますぎやろこのもやし」
「もやしでもこんなに美味しいなんて、、私達ももっと頑張らないけませんね、もやしに負けてられません」
「もやしに負けるとかマジ死ねる」
「あそこに見える一筋の光を信じるんです」
「ていうかあれ何」
「リバースされてます」
「最悪や」
頭の悪い適当な会話と美味しいご飯とお酒とセンラさん、月に数回行われる華金飲み会は本当に楽しくてこれのために仕事に行ってると言っても過言では無い。
同じペースで同じテンションで飲み進めてくれるセンラさんが好きで、たまに真面目な話もするけれどそういった時も価値観が完全一致する。とても居心地がいい。
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「Aちゃん今日回るの早ない?」
ここに来てどれくらい経っただろうか、30分くらい?いや1時間?そのタイミングでセンラさんに心配と驚きの混じっているような声で声をかけられた。
「…?そですかね」
「結構酔ってへん?」
「センラさんも人のこと言えませんよぉ」
んー確かに、少し酔ってるかも?いやまだまだじゃないかなー
「せんらさーん」
「なんや〜?」
「俺本気だけど〜みたいな突然言われてしまって、どういう意味だと思いますか?」
「えー…」
少しその場に沈黙が走る。センラさんがなかなか答えないので両手で頬杖を立ててセンラさんのことを見つめた。
「何……そんなこと言われたん?」
「んー、そんな感じですね〜。会いたい〜ん〜本気で俺も会いたいよ〜ってことなのかなぁ何に対してなんでしょね〜」
「会いたい…」
私はお酒を全部口の中に流し込んだ。
「私…怒らせちゃったんですかねぇ」
「Aちゃん一旦水挟まんか?」
「んん…そんな酔ってないですよぉ、」
センラさんに渡されたお水を1口飲んだ。
眉毛を下げてしゅんとしたお顔のセンラさんに見つめられる。
「Aちゃんはそいつのこと好きなん?」
「わたし〜、ん……私他に好きな人おるんでちゃうと思いますけどね」
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みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» いえいえ〜!◎ 只今確認してみたら録画が公開されておりました!ミッドナイトの結構序盤の方でお話されておりました…!是非!!(?) (2022年9月17日 3時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - みみりんさん» ありがとうございます!録画が出たら見てみます! (2022年9月17日 2時) (レス) id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - みるくれーぷさん» コメントありがとうございます!!昨日(日付的には今日)のセさんの配信になります…!まだ録画が公開されていませんが、危ない発言は無かったと思いますので近いうちに公開されるかと思います…( ; ; ) (2022年9月14日 21時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ(プロフ) - いつも小説を楽しく読ませていただいてます!占ツクの話とはいつの誰の枠か教えていただくことは出来ますでしょうか? (2022年9月14日 19時) (レス) @page22 id: 30587fe9a9 (このIDを非表示/違反報告)
みみりん(プロフ) - きよなさん» わぁ!!!ありがとうございます…嬉しすぎて涙出てきそうです()これからも頑張ります! (2022年8月25日 19時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみりん | 作成日時:2022年7月31日 21時