Zoe (ページ43)

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17 - 頼れる君にページ43

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「お邪魔します」

MK「や〜、そんな堅苦しくなんないで。マネヒョンも今日はいないからくつろいでってよ」

「うん、でもオッパ、本当に忙しいのにごめんね」

これ少しだけどってオッパが好きそうなお菓子と飲み物を渡すと気遣わなくていいのにと言われた。やさしいマクオッパのことだからきっとこれもAが食べなって、持ち帰りなっていうんだろうけど、それを見込んで今日はしっかりリボンでラッピングまでしてきた。

以前会社の方が選ぶ好きな芸能人一位になったマクオッパは、本当に本当にすごい人で。挨拶をするとか親切だとか時間は必ず守るとか、そういう当たり前のようで当たり前にできないことを全てやってのける人。

ラップの実力は先生のお墨付きで、実際NCTの中でも兼任してる忙しいオッパは、忙しいのが嫌いじゃないんだって。

わたしにはないものをたくさん持ってるオッパに、あんまり話しかけられない時期もあったけど、だからこそ助かったことも沢山あって。

最近は、ドリムの卒業制度廃止で新しいカムバの準備とUの活動と全体の活動と…。本当に忙しいマクオッパの貴重な時間をもらったのは、話したいことがあったから。

MK「前より眠れる？ほら、あの、スタッフさんから何か言われるとか…」

「前に話したのそんなに前だったんだ…。もう大丈夫だよ」

デビューしてから少しずつ話せるようになったわたしは、自分にはない考えを持ってるマクオッパによく相談するようになった。

小さいことだけど、悲しかったこととか気になっちゃうこととか嬉しかったこととか。話すのはたまにだけど、たまにだからこそ良いの。

ただ、AがAらしくいれるならそれでいいんだよ、うまいこと言えなくて… なんて頬をかくオッパだけど、わたしにはこういうマクオッパに本当に安心する。

マクオッパはすごい人なの。一個しか違わないから、すごく幼いな、可愛いなって思うときもあれば、すごく大人だな、素敵だなって思うときもある。だから、オッパには話せそうな気になるのかも。