Zoe (ページ30)

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12 - 僕たちのページ30

Haechan side

HC「はぁ…」

YT「ため息ばっかりついてると幸せ逃げんで」

HC「それでも、はぁ…」

TY「それ、Aも言ってたけどホントなの？」

YT「おん。え、日本しか言わへんの？」

ニホンの〜って急に日本語を話し出したテヨンイヒョンとユタヒョンは無視して、手に持っていたスマホをもう一度開く。

つい最近、なんなら昨日アップされたAの広告写真のビハインド。

有名な大きいブランドのこういうモデルを務められるのが嬉しいと話すAに俺まで嬉しくなってたけど、男側のモデルの相手がこんな、俺達も知ってるような有名なアイドルで、超イケメンなこの人だなんて知らなかった。

マクヒョンと俺はドリムの方もあったし、ヒョンたちも個人の仕事とか俳優の仕事が増えてきて、やっとAもか〜って嬉しかったのに。こんな絡み見なきゃいけないなら、こんな仕事貰ってこないでよマネヒョン、なんて思ってしまう。

HC「…っく、ぐあ〜！」

TI 「何見たらそんな声出るの？」

何度見てもこう、くるものがある。心に。俺たちに彼女がいるかいないかを気にするペンの皆さんの気持ちはこんな感じなのか。

モヤモヤして、自分じゃとても解決しきれないような、なんとも言えないこの気持ち。

YT「なんこれ。ゾイたまめちゃめちゃ距離近いやん」

MK「Whats？」

DY「鼻と鼻がくっつきそうなんだけど？」

JW「信じらんない。なんでこのモデル俺じゃないの？」

JY「すごくセクシーだね」

ユタヒョンがネットニュースを見て気づいたみたいで、それを見たヒョンたちもどんどん騒ぎだす。ほら、俺の気持ち分かったでしょ？

テヨンイヒョンとジェヒョニヒョンは真顔で黙ってて、真剣に怖い。今日もそのモデルの仕事でいないAだけど、帰ってきたら大変だな。