すとぷりの酒豪お姉さん3

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さとみside



「電話のときはさ〜配信中だったしさ〜リスナーさんたちが聞いてたからさ〜言わなかったんだけどさ〜」

「うん？」

「わたしさ〜さとみくんめちゃめちゃ好きなの〜」

「は？w」

「でもさ〜みんなの前で言うの恥ずかしいじゃんか〜だからさ〜言わなかったの〜」


ケーキの一番上のいちごを皿に残したまま、テーブルに突っ伏すゆにこ。声めっちゃ眠そう。

北海道って方言らしい方言はないって前に言ってたけど、話すときに出る語尾の「さ」ってこれ方言よな？ゆにこ結構言ってるし。

ポニーテールにされた短い髪をツンツンしたり引っ張ったりして遊んでたら、やめろと手の甲をつねられた。


「いってぇw」

「ごめんごめんw」

「さすんなw」

「じゃあはい、いちごあげる」

「食えよそんくらいw」


はいアーンってフォークにぶっ刺したいちごを差し出された。これ俺が食べるまでここにあるやつじゃん。


「うま」

「いちご狩り行きたーい！もう時期だよ時期」

「いちご狩りとか行ってねーわ全然」

「え、行こう？」

「いちご狩りデート？」

「いいじゃん！行きたい行きたい！」

「いいんかよw」

「えなにが？デート？いいじゃん。2人で出かけるのとかデートじゃん」

「なるほど？w」


女子がよく言うやつな。


「やばい超眠い。寝よもう」

「寝るかぁ」


2人で片づけて洗い物も終わらせて、半分寝ながら歯みがきしてベッドに寝転ぶ。

ラフなTシャツに着替えたゆにこがでっかいあくびして、明日起こしてねって笑った。無理俺も寝る。


「さとみくん」

「んー？」

「わたしさとみくんと出会えてほんとによかった。タメだからっていっぱい甘えちゃってごめんね」

「ふは、うん」

「いつもは不仲とか言ってさ、わたしも適当にしちゃったりしてるけど、ほんとは一番仲良しだと思ってんの」

「へーそうなん？」

「そうなのwだからね、改めてお誕生日おめでとう。生まれてきてくれて、わたしたちと出会ってくれてありがとう。大好き」

「、は」

「んふふ〜」


大好き、って言ってキスされたんだけど。ほっぺだけど。え？？？こいつ俺にチューすることないじゃん全然。え？？？？？


「待ってなにその顔w」

「いやだって、え？おま、ええ？？？」

「今日だけね」

「は？ちょま、もっかい」

「やぁだよw」

「1回も2回も変わんねーじゃん」

「はいおやすみ〜」

「ゆにこぉ〜」


いやもう誕生日最高じゃん。



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リクありがとうございました！


　

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