秘密主義のサブマネちゃん。 (ページ22)

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黄.

いつもAちゃんは9人揃う時には必ず居てくれる、なのに今日はいなかった。遅刻したことは無いし、寧ろ早く着きすぎちゃうみたいで暇つぶしとかしてる〜ってこっそり教えてくれることもあったっけ。でもそんなAちゃんは今日連絡のひとつもなく来る様子もなかった。

「佐久間さん心配だから電話かけてみるね〜」

空気の重さを感じ取ったのか佐久間が電話をかけてみたけど一向に出る様子もない。振り入れもなかなか上手くいかず士気も下がりかけてるからさすがにやばいと思ってなにか知ってそうな滝沢くんに連絡をすると、案の定”振り入れが終わったら言うつもりだった”と前置きをされた。

「え？Aちゃんが倒れた？！」

俺の叫びにメンバーも集まり、Aちゃんのいるという病院に連れてってもらった。死んだりしないよね、なんて泣きそうになってるラウールをふっかと佐久間が落ち着かせてる。早く病院につかないか、と1番落ち着いてないのは俺なのかもしれない、