秘密主義のサブマネちゃん。 (ページ15)

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「なんでAちゃんは俺の気持ちにこたえられないの？」

『だめだよ、女のコを困らせちゃ。いつもふっかさんそんな事しないのに』

ふにゃふにゃって笑うAちゃんの笑い方は最近俺に似てきたんじゃないかって勝手に思ってる、いや、そんなわけないか。

『私がもしふっかさんだけのマネージャーだったらこたえてるかもしれない、だけどそうじゃないもん。頭のいいふっかさんならわかってくれるよね…？』

「んーん、俺バカだからわかんないの」

困った顔をするAちゃんがいちばんかわいい、いつも可愛いけど、なんか愛おしさとかうまれちゃうんだね、これが。

『まーたそうやってわかんないフリするの、たつや(・・・)くん』

表ではふっかさんとか深澤さんって呼んでくるのに2人きりになると急に下の名前で呼んでくるのがなんかくる。たつやくんの綺麗で長い指が好きっていうけど俺もAちゃんがタバコ吸ってる時の綺麗な爪と指、好きなんだよね。本人に言ったらさらに吸いそうだから言わないけど。

「タバコばっか吸ってないで俺ともお話しよ」

『したいのはお話じゃないくせに、バレバレだよ』

「よーく俺のこと分かってるねぇAちゃん」

耳に吐息を吹きかけると反応しちゃうのが可愛くてついいじめたくなっちゃう。

「かあいいね」

『こういう時は、急にいじわるになるたつやくん…もすきだよ』

そーやってオトコを誑かして、意地悪のなのは俺じゃなくてAちゃんだよ？ほんと、