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宮「ちょっと、休憩しよ」
よく見かけるチェーン店のコーヒーショップ
宮近さんと向かい合わせで座った。
宮「なんかさ、初めてちゃんと話した日もこんな感じだったよね 笑」
「あー、たしかにそうですね」
宮近さんが、
宮「俺が、」
宮「Aちゃんの服にお茶こぼしちゃった日、」
「そんなこともありましたね、笑」
宮近さんと出会ったのは1ヶ月前なのにその出来事がやけに昔のことのように感じられる
最近、濃かったからなあ、。
宮「あれ、Aちゃんって、煙草吸うんだっけ」
宮近さんが指差した先には私の開きっぱなしの鞄
「え？」
ああ、またやっちゃった。
なんでこうも毎回取り出すのを忘れてしまうのだろうか
「あ、ああ、」
「いや、ちょっと吸ってみたくて宮近さんと同じの買ってみたんですけど、こんなすごいの吸ってるんですね 笑」
宮「、それ見して」
宮近さんに促されるようにまだ中身がほぼ残っている箱を渡した。
宮「俺、これじゃないよ」
「、そうなんですか？」
宮「確かにこれはキツいわ 笑」
宮「確か、誰か吸ってたなこれ」
でも、あの日した匂いは同じだったはずなのに、
宮「...、元太だ」
元太と。
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作者名：もふ子
| 作成日時：2021年3月7日 21時
