Blues (ページ35)

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いつの間にかダラダラと続いてきてしまったこの関係

こんなのが永遠に続かないことだって分かってた。

それでもAに随分とハマっていってしまったのは俺の方で

俺の名前を一生懸命呼ぶ声とか

不意に見せる可愛らしい顔も

全部全部愛おしくて、

干渉しすぎないくせに面倒見がよくて

こんな子好きじゃない男いるのとか考えて、

いつの間にか

離れられなくなった。

それならいっそ俺のことを好きにさせちゃえば良いって俺のことだけ考えるようになればいいって思った。

香水を変えたときも
前髪を切った時だってすぐに気づいたし
ちゃんと言葉にしてみた。

そしたら段々俺のこと好きになってるっぽい様子だって見えてきてこれはいけるって思ってた

俺の家に呼び出す度に何度も伝えようとした。

今日こそ、今日こそは

『好きだよ』ってちゃんと言いたかった。

でも、一線引いたのは俺の方で今日も伝えられずにAがいなくなったぬるい部屋でまた頭を抱えた

自分が発した言葉が呪縛になって俺を締め付ける

恋ってこんな難しかったっけ、

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