Blues (ページ15)

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元「うわっ、びっ、くりした」

「なに笑」

元「お化けかと思った、びっくりさせんなってまじ」

「ひっど、勝手におどろいたのはそっちでしょ」

明日は宮近さんと出掛ける日だから少しだけ
気合を入れようとパックをしているとお風呂から
出てきた元太に驚かれた。

元「てかなにしてんの？」

「見たらわかるでしょ？お肌のケア」

元「なんで？」

「一応私も女の子なんですけど」

元「知ってる胸ついてるもんね」

「ほんとあんた殴るよ」

元「ひいこわっ。それつけてるから余計怖いわ」

私にヤジを入れながら髪の毛をふく彼

一つしか違わない筈なのにそんな色気はどこから出てくるんだと思わず問いかけたくなる。

もうそろそろいいかと思い
パックを外してゴミ箱に入れた

元「てかそうじゃなくて明日どっか行くの？」

「あーうん、ちょっとね」

元「あれ明日お前バイトないんだっけ」

「うんないよ」

元「え、明日って何曜日？」

「金曜」

元「あ、そっか金曜か。水曜かと思った」

「曜日感覚やば笑」

、私がバイト入れてる日把握してるってこと...？

いや、違うか

元太にとっては大勢いる内の一人だって
分かってるから余計な期待はしないでおいた方が
自分のためだってよく分かってる。

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