貴方の"ココロ"には (ページ17)

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吹雪　類side ページ17

俺は総二郎に呼ばれ食卓の部屋へと向かった。

扉を開けるとそこには、司と総二郎、あきら、優紀ちゃん？、それとあの女がいた。

牧野と松本の姿がなかった。

類「2人は？」

総二郎「さっき、Aちゃんには知らせたんだけどな」

舞「私のところにも来ましたよ。夕食ができたからって。その後つくしさんの部屋に行くと言って向かったはずですけど……。」

類「…………」

司「なにやってんだよ、牧野は。」

みんなの声をよそに俺はあの女に近づいた。

類「2人はどこ」

舞「え……？なんのことですか？」

類「とぼけないで。2人どこ」

俺は思いっきり睨んだ

舞「や、やだな〜類様！なんで私が…」

類「人間は嘘をつくとある一定のパターンを起こす。それは人間の本能。より信じられる話をするために鮮明に話そうする。あんたはさっきそれをした。」

舞「……！」

類「2人はどこにいる？言えよ」

舞「ただ。ただちょっと意地悪しただけなの。類様は私を無視してあの子と話すから…。だから…。優紀さんが山頂に忘れ物をしたから取りに行ったって……。」

5人「……！！」

西門「おいおい嘘だろ」

美作「この吹雪ん中、外なんかに出たら」

優紀「私探してきます…！！」

西門「優紀ちゃん！こんな中外に出たら君まで遭難しかねない！」

優紀「でも、、！」

俺と司は走り出していていた。

美作「類！司！どこ行くんだよ！」

あきらの声など耳に入ってこなかった。