すの家族

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涼太side



だいくんが家を出たあと、俺も着替えたり、病院に行く準備をしたりと色々してたら



"ﾊﾞﾀｯ"



とものすごい音がしてやらかしたことに気づき急いで音がした所へ行く



涼「っ！翔太！大丈夫？どこぶつけた？！」



翔「りょう…？どこ…いたの？ｸﾞｽｯ さみし…かった…。」



涼「ごめんね。準備してたんだ。
翔太、病院行こうか。」


翔「びょういん？…けんくんのとこ？」


涼「うん、そうだよ。早く楽にしてもらおうね。」


翔太は体調が悪くなると少し子供がえりをする時がある。


それは俺と2人きりの時に限る。


安心してくれているのならいいんだけど…


そこまで辛そうな翔太を見るのはこっちも辛い。


体に力が入らないらしい翔太を抱き抱えてベットに移動させて、服を着替えさせる。


保険証やら財布やら色々持って翔太を抱えて車に乗せる。


後ろの席に寝させなかったのだけど、俺が近くにいないのが嫌って泣き始めたから助手席を倒して寝かせた。


車を走らせて数十分、病院に着いて診察室に入れてもらう。


平日の昼頃というのと、小さい頃からの行きつけの病院で、亡くなった父さんの友人の健くんに連絡を入れておいたって言うのもあり、すぐ診て貰えた。


健「翔太ー？今日はどうしたー？」


翔「…あたま…いたぃ…きもちわるい…。」


涼「熱、朝は38.5ありました。」


健「翔太、服めくってねー。
多分風邪だろうけど一応CTとかやっとく？」


翔「(首を振る)」


涼「らしいので薬もらって帰って寝かせます。」


健「ん。そっちの方がいいかも。」


涼「はい。ありがとうございます！」


健「翔太。帰ってよく寝るんだぞ笑
お大事にね！」


健くんに見送られ家に帰る前にスーパーに立ち寄ってゼリーやらなんやら、翔太が食べれる物を買う。


翔太は車に乗ってすぐぐっすりだったので、早めに買い物に終わらせ家に帰る。


ベットに入っても起きる様子のない翔太。


少し急に休んでしまった自分の職場が気になっていたので、電話をかけてみる。


涼「あっ、もしもし？深澤だけど、大丈夫そ？」


？「もしもし、店長！はい！大丈夫ですよ！」


そう言って電話に出てくれたのはバイトで今日急に頼んだのにも関わらず代わりに入ってくれた大学生の松村北斗。


もう1人、京本大我って子も一緒に入ってくれた。


涼「急に変わってもらっちゃったし、大丈夫かなって
思って。」

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