すの家族

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たつくんは俺に怒ってから2階に行ってしまった。


涼「蓮。気にしなくていいよ。疲れてただけでしょ？勉強も部活も頑張ってるんだから仕方ないよ。でも、1回でいいから顔出してあげて？ラウールも喜ぶと思うから。」

蓮「うん。涼太くんもごめんね。」

涼「謝ることなんて何もしてないよ。ご飯食べたらラウールの部屋言ってきな？」

蓮「……うん。…ありがと。」

でも、食欲のなかった俺は涼太くんのご飯を半分も食べれなくて残してしまった。

寝すぎたのかもって言い訳をしてごめんって一言謝って逃げるようにラウールの部屋の前まで来た。


でも、中に入るには勇気が必要で、たつくんも照くんも怒ってるだろうからなかなか入りずらかった。

"コンコン"

辰「はーい。」

蓮「あの…ごめんなさい…俺…でもっ…。」

照「別にもういいよ。」

照くんめっちゃ怒ってる。どうしよう。

蓮「っ！ごめんなさい。…俺も、手伝うから。」

照「はぁ…じゃあ冷えピタとゼリースーパーで買ってきて。ゼリーはラウールが好きそうなやつ。」

辰「お金はこれで行けるでしょ？」

蓮「あっ…うん…ありがとう、行ってくる。」

お金を受け取り部屋に戻って、着替えて家を出る。

家を出る前涼太くんに何か言われた気がするけどよく聞こえなくてわかんなかった。

いつも行くスーパーまで自転車で10分くらいで行けるけど、体が上手く動いてくれなくて2、30分くらいかかってしまった。

これ以上たつくんたちに怒られたくなくて急ぐけど、あいにくレジは混んでるし、お金を出し間違えたり商品を忘れたりで、すごく遅くなってしまった。

家に帰れば、家を出てからだいぶ時間が立ってて、急いだはずなのになんでこんな時間たってるんだろう。

手洗いとかなしに一直線にラウールの部屋に行く。

蓮「ﾊｧﾊｧ…ごめ…かってきた…。」

照「……。」

蓮「えっ？！ﾊｧ…ﾊｧ…。」

部屋に入ると冷たい目で見てくる2人。

照くんは無言で袋を取り上げてたつくんには

辰「蓮、何してたの？なんでこんなに時間かかってんの？いつもは30分もかかんないじゃん。」

蓮「…え…や…ちがくて…。」

辰「はぁ…もういいよ、蓮。俺たちでみてるから。」

なんでもない気づいてくれないの。

いつもすぐに気づいてくれて大丈夫って優しく抱きしめてくれるのに、、、なんで。

なんでそんなに怒られなきゃ行けないの。

蓮「……せに。」

照「は？なに？」

蓮「…おれのことなんにも分かってないくせに！！」

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