すの家族

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辰「翔太ー、起きよっか。ご飯食べよ。」


翔「…にぃちゃん……ん…。」


"ん"と言って手を伸ばしてくる翔太。


辰「はいよ。食べれそう？」


翔「…ん…。」


辰「ん？食べれない？一口でもいいからt

翔「んーん。」


辰「あーそーゆーことね。はい、アーン。」


翔「…ん……うまぃ…。」


「ん」でしか会話してくれないけど、翔太なりの甘え方なのかな、とても可愛い。


ご飯も半分くらい食べれて、熱を測ると38度まで下がっていた。


辰「翔太、もう寝よっか。服だけ着替えよ。」


全てされるがママ状態の翔太。


可愛いけども面白い笑


服を着替え終わるともう寝ると言ってべっとり横になり、俺も連れていかれる。


一緒に寝転がれば抱きついてきて、俺の胸の辺りに頭を擦りつけてくる。


翔「…ね…にぃちゃん…。」


辰「ん？どうした？」


翔「……て…。」


辰「ﾊﾊ笑うん。いいよ。にぎってよっか。」


翔「…ね…にぃちゃん。」


辰「ん？どうした？」


翔「りょうたとれん、、、大丈夫かな、、。」


辰「2人とも熱は下がったからもう大丈夫だよ。あとは自分のこと考えな。」


翔「……ん…。」


辰「もう寝よ？おやすみ、翔太。」


翔「…ん…おやすみ……。」


翔太の頭を撫でて、手を握ってギュッて抱きしめて俺も一緒に眠りにつく。


これから翔太がもっと頼って甘えてくれたらいいなと願って。


そして、もう二度とこんな思いはさせないと誓って俺の意識も夢の中へと入っていった。

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