すの家族

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辰「行かない行かない。ここにいるから、な？」


翔「…んん…や……の…。」


俺がいなくなるからヤダの一点張りで、いっこうに寝てくれない。


でも、俺もやらなきゃ行けないことが多いし、涼太も蓮もまだ完治してないから見ていないといけない。


亮「たつにぃ、ただいまーってあれ？しょうにぃ寝てるの？」


辰「あっ、亮平おかえり。翔太も熱あった、40.5…。」


亮「え?!大丈夫なの？って大丈夫じゃないよね。その様子じゃ。」


辰「まーね。亮平、照は？」


亮「下でラウの面倒見てた。照にたつにぃの様子見てきてって言われたからきたけど、これじゃ仕方ないね。笑俺らでりょうにぃとれんとラウは見とくし、だいにぃとこーじ帰ってきたらご飯頼んどくからしょうにぃ見てあげて？多分今はたつにぃでしょ？」


辰「だね…。ありがと、亮平。」


亮平と照にほかの3人を任せて、俺は翔太を看る


息は荒いし、顔は真っ赤。


手は熱いし、、、辛いんだろうな。


なんでいつも翔太なんだろう。


辛いのは翔太なのになんでかこっちが辛くなって泣きたくなる。


いつもそうだ。


翔太が辛い時、気づいてやれなくて、気づいた時にはもう手遅れで翔太が謝ってくる。


いつもいつも、無理させてばっかだ。


翔「にぃ…ちゃ……ごめ…。」


あーもうっ！！俺は何回すればわかんだよ。


そーじゃないだろ


俺がどーこーとかじゃなくて翔太が辛いんだよ。


なのに、こんなに謝らせて、、、。


くそっ、、、。


もういいからと言って体を起こし出した翔太を思いっきり抱きしめた。


翔「!!…にぃ…ちゃん？」


辰「…いいから。辛いなら辛いって言っていいから。
嫌なら嫌って、言っていいから。兄ちゃんたち迷惑なんて1回も思ったことないからさ…言ってくれていいから。兄ちゃんたち頑張るから、翔太はそんなに無理しなくていいんだよ。」


翔「にぃちゃ…でも…。」


辰「兄ちゃんたちは翔太が辛いとこ見たくないの。翔太に無理して欲しくないの。…だから、もっと頼って？」


翔「…ほん…とに…いいの…？」


辰「当たり前じゃん！どんと甘えろ！！」


翔「…あり…がと…。」


辰「おう！」


翔「じゃ…さ…。…いっしよ…ねて？」


辰「いいよ。寝よっか。」


それから翔太と一緒に寝て、起きたらもうみんな帰ってきてて、ご飯を持ってきてくれた。

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