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撮影後も康二はスタッフさんに囲まれて大褒めタイム。
みんな楽屋に戻ったから俺だけスタジオの端っこで康二を待っていた。
ス「向井くん、今日やばかったね！」
ス「色っぽくてでびっくりしちゃったよー！」
ふと気づくと、囲んでる人ごみにはいい年したおじさんスタッフたちしかいなくて。
愛想良い康二の反応をいいことに、だんだん距離が縮まってる気がする。
そしてその中のひとりがついに調子に乗って康二の腰を撫でた。
あ、俺もうキレる。てかキレた。
「康二、」
「わっ、めめ…」
強く引き寄せたことによって康二の体重が俺の方にかかった。
ふわっと香る康二の柔らかい匂いが俺を少し安心させる。
「すみません、次の現場があるので失礼します。」
囲んでいたおじさんたちを多少睨むと、一気にたじろいでその場から消えていった。
「…はぁ。」
『めめ、ごめっ、』
「行こ。」
そのまま手を繋いでスタジオを出る。
若干スタジオ内がざわついた気もするけど、そんなの気にしていられなくて。
「ねぇ、さっきの何？」
『さっきの？』
「撮影。めっちゃ色っぽかったんだけど。
なんなのあれ。誰に教えてもらったの？」
廊下を曲がって人気が少ないことを確かめてから、康二を壁に追いやった。
肘を壁に置いて康二に逃げられないように。所謂壁ドンってやつ。
『…めめ、人来たら、』
「答えて。なにあれ。ふっかさんにでも教えてもらったの？」
しょうもない嫉妬。そんなの分かってるけど。
見えない相手に嫉妬なんてダサすぎるけど。
『…めめやんか…』
「…は？」
『めめに、教えてもらってんで…？」
え？
頭が思考停止する。追いつかない。
「…ごめん、意味分かんない。」
『やからっ！…めめに抱きしめてもらう時とか、一緒に寝るときとか、
…今みたいなこと、してもらう時のこと必死に思い出しててん…。』
真っ赤な顔を隠しながら言葉を紡ぐ姿に愛おしさが込み上げる。
そんなの我慢できるわけなくて、康二を優しく包み込んだ。
『ちょっ、めめ！』
「あーやばい、嬉しい。めっちゃ幸せ。」
俺を思い出しながらって…可愛すぎない？
嫉妬とかイライラは完全に消えて、俺の胸にはもう大量の幸福感。
単純すぎるけど、それぐらいがいいよね。
まぁちなみに、その夜はもっと甘くて色っぽい康二を見せてもらいましたとさ。
Sensuality ... 好色
．
Case8 End .
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！コメントありがとうございます！！そう思ってもらえる作品が作れてほんまに嬉しいです( ; _ ; )！！1番嬉しい褒め言葉が聞けて喜んでます！！これからも期待に応えれるように頑張ります！！素敵なコメントありがとうございました！！ (2020年7月13日 0時) (
レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今回も素敵な作品ありがとうございましあ(;o;)何度も読み返してしまうくらい作者様の作品がだいすきです！これからも楽しみにしております(^-^) (2020年7月12日 17時) (レス) id: 1c418bb080 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)リンクできててましたかね…！私的に凄いパワーワードやなって思ったので書いちゃいました（；＿；）ほんとに幸あれですね（ ; ; ）平和に幸せになってほしい。（ ; ; ） (2020年6月25日 1時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 実際のライブとリンクしながら読みました…泣きそうううう。こーじに幸あれと願いますほんと…！ (2020年6月22日 12時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*´∀｀)こっそり始めてました（笑）更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月30日 16時) (レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2020年5月15日 23時
