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引き寄せためめの耳にそっと唇をつけた。
いきなりのことで、びくっと体を揺らすめめに年下らしい可愛さを感じながら、
唇はつけたまま、ラウが大好きなその耳に囁いた。
ありったけの、甘く優しい声で。
『めめとのこと、安売りする気ないからさ。
俺らの時間はこの後、俺の家で…な、あかん？』
横目で取材班が動いた気配がして、ぱっとめめのそばから離れてみた。
「…っ、ずるすぎ。」
珍しく顔を赤くしてその場に立ち尽くしためめは、俺を一目見てから火照った顔を手で隠してラウたちの方に行ってしまった。
『っあは、可愛い〜！めめってたまーに純粋な反応するねんな〜ギャップやろ！？』
深「はあ、楽しそうで何より。」
『も〜家帰ったらいっぱい甘えたろっ。』
深「可愛い可愛い言っといて康二が甘えんのかよ(笑)」
「当たり前やん！甘やかしてもらわな死んでまう！」
深「ウサギやん…」
ここには沢山甘やかしてくれる人がいて、俺は今日も甘える。
だけど、めめは特別。
恋人として長く一緒にいたいから、メリハリって大事やと思うねん。
「帰ろ。」
仕事終わり、誰よりも早く準備して俺の方にきためめ。
『はや(笑)もうちょい待って、』
「無理、今日一日待った。」
そう言って俺の荷物をカバンの中にポイポイ入れて、俺の手をとって楽屋を出る。
『めめ早いって！みんな！おつかれさまでしたー！』
楽屋を出ても手は離さないめめが連れてきたのは、マネージャーさんが待ってる駐車場…ではなく、隅っこにある空き部屋。
『めめ？わっ、』
振り返ると同時に、ふわっとめめの香りに包まれて。
気付けば俺よりも大きな身体に優しく抱きしめられていた。
『…めめ、ここまだ家ちゃう。』
「めめじゃない。」
『…蓮。』
「…ふふっ、」
ごめん、と言いつつもぎゅうっとまた強く抱きしめられる。
『あは、可愛いーなもう！』
「…可愛いのは康二な。」
『え？んっ、』
一瞬だけ、触れ合うようなキス。
『っ、蓮…！』
「ふふ、さっきの仕返し。
甘やかされたいんでしょ？仰せのままに。
あとでどろっどろに溶けるぐらいに甘やかすから。」
そう言ってにやっと笑う目の前のイケメンには、もう可愛さなんかどこにもない。
ひとりの男、もしくは獣。
「さ、早く帰って続きしよ。」
『っもう、あほ！！』
めめこじ、安売りする気はないそうです。
．
Case7 End .
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あきさん！コメントありがとうございます！！そう思ってもらえる作品が作れてほんまに嬉しいです( ; _ ; )！！1番嬉しい褒め言葉が聞けて喜んでます！！これからも期待に応えれるように頑張ります！！素敵なコメントありがとうございました！！ (2020年7月13日 0時) (
レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 今回も素敵な作品ありがとうございましあ(;o;)何度も読み返してしまうくらい作者様の作品がだいすきです！これからも楽しみにしております(^-^) (2020年7月12日 17時) (レス) id: 1c418bb080 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)リンクできててましたかね…！私的に凄いパワーワードやなって思ったので書いちゃいました（；＿；）ほんとに幸あれですね（ ; ; ）平和に幸せになってほしい。（ ; ; ） (2020年6月25日 1時) (レス) id: 9366bbf9ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 実際のライブとリンクしながら読みました…泣きそうううう。こーじに幸あれと願いますほんと…！ (2020年6月22日 12時) (レス) id: 2e7657af2c (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ゆきちゃんさん» いつもありがとうございます(*´∀｀)こっそり始めてました（笑）更新頑張ります！ありがとうございます！ (2020年5月30日 16時) (レス) id: a4db884c5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 .
| 作成日時：2020年5月15日 23時
