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春「いよいよ始まるんですね、世界への挑戦が!」



秋「えぇ! ………あれ??虎丸君は?」



春「虎丸君……そういえばまだですね。
……あっ!来ましたよ!」


噂をすれば、という虎丸の登場。
走ってきたのか、かなり息が切れていた。






円「虎丸!おはよう!」


練習が始まる直前だったため、虎丸を全員がグラウンドに揃っていた。
練習時間前なので遅刻ではないが、スポーツの世界での練習前の
ぎりぎりは許されるものではない。


虎「おはっ……おはようございます!!すっ……すみません!
なんか信号という信号が、みんな赤信号で……!」






緑「だーからそんなに無理して
家から通わなくても、ここに泊れば良いのに…」


壁「ここのご飯、すっごくおいしいんスよ!」






虎「……でも俺、
自分の部屋でないと眠れないもので……!」



「可愛い一面あるんだねぇ」



虎「あっ、はい……」



少しだけ顔を赤らめる虎丸と、弟のように頭を撫でて
可愛がるA。





不「フッ…大方、ママに子守唄でも唄ってもらってんじゃねぇの?」

「不動君!」





流石にその発言はないだろうと言わんばかりに突っ込むA。
世界を目指す者は睡眠環境だって大事な一つ。
それでパフォーマンスが落ちては意味はないし、監督達からの
了承を得ているならそれでいいのではないか。





グラウンドには少しだけ微妙な雰囲気が流れてしまう。













栗「あっ、監督が来たでヤンス……!」





久「お前達も顔は知っていると思うが、改めて紹介しておく。
娘の冬花だ。今日からマネージャーとして参加させる」



円「マネージャー?」





監督の横で試合を見ていた少女。
控えめな女の子、という言葉がよく似合う子だった。




冬「久遠冬花です。皆さん、よろしくお願いします。
私、マネージャーなんてやった事ないから、
ちゃんと出来るかどうかわからないけど……」


円「大丈夫だって!
わからない事があったら、なんでも俺に聞いてくれ!」


冬「よろしくお願いします。守君」


円「うわぁ、思い出したのか⁉
そうそう、そんな感じで昔俺の事、守君って呼んでたんだぜ!」



冬「ずっと前の事はよくわからないけど…
言いやすいから、守君って呼ぶ事にしたの!」


円「あ……そうなのか」


冬「駄目……かしら」



円「いや!もちろん、オッケーさ! よろしくな、冬っぺ!!」

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遊星(プロフ) - ののさん» お時間が有る時お待ちしています。 (12月27日 9時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
のの - 遊星さん» お話かいていらっしゃるんですね!また遊びに行かせていただきます! (12月26日 6時) (レス) id: 6a82eda533 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - ののさん» 分かりました。これからも更新、頑張ってください。そして、こちらこそ宜しくお願いします。良ければ私が書いた作品読んでみてください。 (12月21日 8時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
のの - 遊星さん» 遅くなってしまってすいません。更新停止期間にコメントをくださって本当にありがとうございます。これからまた頑張っていくので読んでもらえると嬉しいです。 (12月21日 5時) (レス) @page21 id: 6a82eda533 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - この話、初めて読みましたが面白いですし、この話大好きです。ですが更新停止になってますが大丈夫ですか? (12月18日 11時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のの | 作成日時:2022年11月13日 8時

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