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久「これからアジア予選に向けて練習を始めるが、
その前に一言言っておく。はっきり言う。
今のお前達は世界に通用しない」
「「「っ⁉」」」
「「えぇ⁉」」
久「なんだその顔は。
まさか自分達が世界レベルと思っていた訳ではあるまいな」
選手を見て堂々と言い張る久遠。
久「天野、世界のプレーヤー達を見た後にこいつ等の実力はどう見えた」
唐突に振られた言葉。
久遠は代表選手として、推薦選手として、
そして誰よりも早く世界でプレーをしたAのことを試していた。
「……私がこんなこと言うのもお門違いかもしれませんが、
“吹けば飛ぶ紙切れ”ぐらいかもしれません」
円「……紙切れ………？」
ショックだったのか、数人挟んだ横にいる円堂から
ぼそりと聞こえると心が痛んでしまう。
久「だそうだ。世界でプレーした選手から見ればお前達はその程度だ。
私は、そんなお前達を一から鍛え直すよう頼まれた。
中には私のやり方に納得できない者も居るだろう。だが口答えは一切許さん」
強気で強引な発言に皆の顔が思わず強張ってしまう。
久「お前達は私の言うとおりに実行する事だけを考えて居ればそれでいい。
特に鬼道、吹雪、豪炎寺、天野、円堂！
私はお前達を、レギュラーだとは全く考えていない」
イナズマジャパンの中心メンバーになるであろう5人の名を呼ばれれば、
気持ちはより一層引き締まる。
日本代表に選ばれたことがゴールではない、
選ばれて初めてスタートラインに立てる。
そう実感させられる言葉だった。
久「試合に出たければ死ぬ気でレギュラーの座を勝ち取ってみろ！以上だ」
皆がグラウンドの中でストレッチや軽く体を動かす中、
Aは久遠の元にいた。
久「初戦までの間、DFのポジションに入ったら攻撃参加は禁止だ。
あくまでもDFに専念しろ」
「…それは私のポジションがDFということで間違いないですか？」
久「あくまでも練習中の話だ。今のところは未定だ」
先程とは違い、はっきりとしない回答に、
そして、自分自身が満足のいくプレーが出来なくなることに
何とも言えない気持ちにはなるが、きっと何か考えがあるのだろう。
少し間を置いて了承の意を伝え、グラウンドへ向かう。
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遊星(プロフ) - ののさん» お時間が有る時お待ちしています。 (12月27日 9時) (
レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
のの - 遊星さん» お話かいていらっしゃるんですね！また遊びに行かせていただきます！ (12月26日 6時) (レス) id: 6a82eda533 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - ののさん» 分かりました。これからも更新、頑張ってください。そして、こちらこそ宜しくお願いします。良ければ私が書いた作品読んでみてください。 (12月21日 8時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
のの - 遊星さん» 遅くなってしまってすいません。更新停止期間にコメントをくださって本当にありがとうございます。これからまた頑張っていくので読んでもらえると嬉しいです。 (12月21日 5時) (レス) @page21 id: 6a82eda533 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - この話、初めて読みましたが面白いですし、この話大好きです。ですが更新停止になってますが大丈夫ですか？ (12月18日 11時) (レス) id: 3fd81d95aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2022年11月13日 8時
