ずっと、もっと。 (ページ7)

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『…混じらないよ、意地でも混じらない』

デレデレと笑ううみを睨みながらお酒を流す

『好きなんだ、海人さんのこと』

『だったら何』

好きだけど気持ちが伝えられない意気地なしに
あの2人を恨む権利なんか1ミリもない

それでもこの行き場のない想いをぶつけるように

ただひたすらにお酒を飲み進めていた

『ちょ、Aさん飲み過ぎ』

頭がふわふわとしてきた頃、
元太くんがジョッキを持つ私の手を止める

『…さすがに飲みすぎた、もうやめる
ばかみたい、ほんとに、これからあの2人見るなんて
地獄でしかない、こんなんなるなら伝えておけば』

はじめてこぼす後悔の言葉に思わず涙ぐむ

『…もう抜けましょ、
ここにいてもきついだけですよ』

元太くんの言葉に頷くとすぐに
元太くんの＂先輩がやばそうなんで抜けます＂という
声が聞こえてきた