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たっくんの彼氏…？ページ7

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川西side

メンバーの田中Aちゃん

俺の彼氏です。

なんで？って思うでしょ。

それはオーディションの時の話。

なんとなく上手くいかなくてずーっとひとりでしゃがみこんでいた。

幸い人はいなかったものの、やっぱり人がいてくれた方が良かったかもしれない。

なんて1人で、声を押し殺しながら1人で泣いていた。

ファイナルで残り、色んな練習生の思いを背負って、みんなが頑張っている。

自分の夢を叶えるために。

なのに今、1人で泣いて、しゃがみこんで。

この時間にもっと練習できるだろって、なのに体が動かなくって。

そんな時、横に人気を感じた

唯一の女の子。Aだった

隣に座るなり俺に声をかけてきた

「声押し殺して泣いて発散できますか？」

川西「べつに、平気なんで、」

泣きながらそんなことしか言えなかった

「色んな練習生の思いが、とかこの時間にも練習できる、とか思ってます？」

「まずは夢を叶えること。それが一緒に頑張ってきてくれた練習生のみんなへの恩返しなんじゃないですか。」

「川西さんが頑張ってること、みんなに伝わってないわけが無いでしょ？」

ただただなく俺の背中を優しく撫でながら、力強い言葉をくれた。

川西「もぅ、俺なんかゴミやぁ、泣」

「川西くんがゴミになるなら私はゴミ箱になりますよ笑」

「いつでも飛び込んできてください」

Aに飛びついて泣き止んで落ち着くまでずーっと背中を撫でてもらったり、頭を撫でてもらったりした

俺よりも年下で小さい体で、どこまで人に

自信と、勇気と、安心感をくれるのか。

きっとこの時の言葉があったからデビューまで、進めたのかなあなんて思ったり。

川西「なあA、構ってやあ〜」

「ん、おいで拓実くん」

こうやって甘やかしてくれるとこも

全部全部大好きやで