47話 ページ19
『___ヨコハマ連続失踪事件の被害者、民間の探偵社が独断で踏み込んだ為、死亡…か』
その見出しとともに大きく写る国木田の写真
「探偵社を陥れるのが、目的だったってことですか?」
「…太宰の云うように、俺の出番ではなかったのかもな」
この事件については昨晩太宰に聞いた
今回国木田は犯人に嵌められた訳だ
嫌な予感が当たってしまったな
「国木田さん…?」
「…佐々木女史は?」
『佐々木女史?』
「あぁ、この件での被害者の女性で…唯一の生き残りです。彼女なら医務室にいるはずですが」
『そう…私はあとから行くから先に医務室に行ってて』
まぁ私は彼女のことは知ってたけどね
先に医務室に向かった2人からほんの少し遅れて医務室へとやってきた
室内には佐々木さんと楽しそうに話す太宰と、何やら変な顔をしている2人がいた
「!先日は、本当にありがとうございました。あの時助けていただけなければ、私の命はございませんでした」
「…いえ」
「そればかりか昨晩はご邸宅にお泊めいただきまして…」
「どこに泊まったんですか?」
「…」
その時彼女と目が合ったので昨晩私があった事は秘密にするようにジェスチャーした
「ウチ」
「「え!?」」
敦のといに答えたのは太宰だった
なぜ私もいた事を言わないか?そんなの決まってる
そっちの方が面白そうだし、本音を言えばめんどくさい←
「太宰様…その、大変お世話になりまして」
何故か彼女は頬を赤らめて恥じていた
これは…
案の定2人は顔を青ざめてガタガタと震えていた
やはり勘違いをしているようだ…さすが太宰。イタズラのレベルが違うね(笑)
「そういうのありなの…探偵って?」
『いや、普通ないからね』
ここだけは訂正しておいてあげた
そして太宰、国木田、敦の3人が退室したのを確認し佐々木女史に話しかけた
『佐々木さん、体調はどうですか?』
「お陰様で…」
『それと先程は私の事を黙って頂いてありがとうございました』
「いえ、しかし野上様は昨晩太宰様と何をお話されてたのですか?」
『いえ、今回の件は本来私は担当じゃなかったのです。しかし少し興味が湧いたので事件について聞いていただけですよ。もしあの包帯に何かされましたらいつでも言ってくださいね。私が成敗致しますので』
「ありがとうございます」
そして佐々木女史を医務室に残し3人の元へ戻った
____
叶恵ちゃんは立原君と関りがないので誕生日話は無しです!
すみません
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ふぁぁんでぇす - とてもにちゃにちゃしながら読んでます。これからも頑張ってくだせぇ‼楽しみに待ってますすす‼ (10月17日 23時) (レス) id: 138a5f5117 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - エレンNo2さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願いします (2023年1月9日 21時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
エレンNo2 - 僕、文スト大好きなんですけど、めちゃくちゃおもしろいですね! (2023年1月9日 15時) (レス) id: ef9ab59deb (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - ユリさん» ネタ提供ありがとうございました!これからも頑張るのでよろしくお願いします (2022年11月6日 15時) (レス) id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - 鏡花ちゃんbirthdayも面白かったです!!私の案、取り入れてくださってありがとうございます。また楽しみにしてますね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*改めて、鏡花ちゃん、Happy Birthday!(一日ずれちゃったけど!) (2022年11月5日 22時) (レス) @page44 id: 8486d49576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Megumi | 作成日時:2022年7月2日 18時