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‥‥‥‥‥いる。あの、黒くていやなかんじがして、こわいおばけが。
小学校の帰り道、なっちゃんちに より道してから歩いてたら、道のはしっこにおばけがいた。やだな。さいきん見てなかったのに、なんだかすごく、いやなかんじ。
いつもならおにいちゃんがAのことまもってくれるのに。
でもそのおにいちゃんはいま、いないから。
「うぅ‥‥‥」
こわくて足が、とまった。
どうしよう。うごけない。はやく家に帰りたいのに。
‥‥あっ。おばけが、こっちをむいた。目が合う。
うごけ、ない。
___そのとき、Aの足元に、大きなかげがおちた。
「‥‥そこのガキ、あれ、見えてんの?」
‥‥‥だれ?この、おにーさん。
びっくりしてふりかえったら、知らないおにーさんがAのこと見てた。‥‥すごい、髪が、きれいな白色だ。
「‥‥‥」
「‥‥‥いや、お前に聞いてんだけど」
「‥‥‥知らない人とお話しちゃいけないっておにいちゃんが」
「素晴らしい兄を持ったな!!‥‥あっそ、まーいいや、こっちだってガキと話してる時間ねぇんだからよ」
じぶんから話しかけてきたのに、ヘンな人。
「‥‥ヘンなおにーさんも、あれが見えるの?」
「ヘンなおにーさんて何だよ。こちとら呪術界最強の五条悟様だぞ、ふざけんな」
「見えないの?」
「見えるわクソガキ!!」
‥‥‥‥タンキなおにーさん?
「‥‥A、あれ、きらい」
「俺も嫌いだっつーの」
おにーさんが、ちらっとAのこと見てから、めんどくさそうにため息ついた。
するとおにーさんはドカドカとおばけの方に行ってしまって、それから、Aはまたまたびっくりした。
おにーさんが、うでを一ふりしたら、おばけが、粉みたいになって消えていったから。
「ったく‥‥任務中だってのに余計な手間取らせやがって‥‥なんで見知らぬクソガキなんかの為にこの俺が‥‥」
「‥‥あ、ありがと」
「あ?」
「おばけ、消してくれて、ありがとう」
「‥‥別にお前の為じゃねーよ、勘違いすんな」
「‥‥‥おにーさん、つんでれ?」
「はぁ!?なんて言葉知ってんだよ小学生のくせに!!!」
このおにーさん、ヘンでタンキだけど、ほんとはやさしいおにーさん!
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください!!! (8月25日 3時) (レス) @page10 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 尊い、、、応援してます (2022年9月23日 11時) (レス) @page10 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 応援してます!更新待ってます!!!!!! (2022年8月18日 13時) (レス) @page9 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 尊いのになんか切ない😢💓 更新待ってます! (2022年6月27日 23時) (レス) @page10 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
ほしふる。(プロフ) - 心配ちゃんさん» コメント返信遅れました💦えぇっほんとですか!?ちまちました更新で通知が行かないように設定しているつもりだったんですが‥‥本当にすみません💦私のミスかもです💦お騒がせしました、更新しましたので良ければご覧下さい‥‥!! (2022年6月25日 15時) (レス) id: c44e5c04c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほしふる。 | 作成日時:2022年5月28日 20時