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真琴「…で。ぶっちゃけどうなの？」
『へ？』
真琴「へ？じゃなくて。今まで横山先輩の事、かっこいいって言うのはアンタの口から聞いてたけど、好きなの？」
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はっきりした言葉で聞いてない、と確信を付く真琴の言葉が耳に響く。
あれから家に着いて、夜ご飯を食べた後、真琴に今日の帰りの出来事を電話で報告していた。
一連の流れを話し終え、聞かれたのが上記の通りである。
確かに、今までは見てるだけの遠い存在だった。
私の手には届かない、触れられない存在。
でも、横山先輩と言葉を交わして。
触れられて。
また明日ね、って。約束のような、そんな言葉を交わされて。
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『うぅ、…す…すき、です』
真琴「うん、よく言えました。てか、1日で進展し過ぎじゃない？」
『それは私も思う…何か、上手くいきすぎて…』
真琴「でもA、油断しちゃ駄目だよ。横山先輩、イケメンなんだから気抜いてたら取られるよ」
『それはやだ！絶対！』
真琴「アンタ…本当に好きなんだね。横山先輩」
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応援するよ、と。
普段冷たいくせに、電話越しに響く優しい声音に目頭が熱くなって、視界が歪むのが分かった。
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『うわぁん、まことぉー、すきぃ』
真琴「はいはい、泣くなよ。じゃ、私もう寝るから」
『うん、ありがと。また明日ね』
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耳から携帯を離し、通話終了のボタンを押した。
早く朝にならないかな。
緊張と楽しみで胸を弾ませながら、部屋の電気を消した。
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作者名：ちゃこ。 | 作成日時：2020年1月5日 2時
