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ー慎side
秋夜「慎!」
慎「急に呼び出してごめん。」
秋夜「いや、全然。
今日はバイトも無いし、暇だったから。」
慎「大学は?」
秋夜「今日は午前中だけ。」
慎「そっか。」
秋夜が俺の前に座る。
秋夜「で、どうしたの?」
慎「…あの、さ…。」
秋夜「姉貴のこと?」
慎「…うん。」
秋夜「返事無いの?」
慎「…無い。」
秋夜「…そっか。」
慎「それでさ、ちょっと秋夜に頼みがあるんだけど…。」
秋夜「ん?なに?」
慎「ちゃんとAさんと話したくて。
…俺がって言うのは内緒で、Aさんのこと呼び出してもらえないかな。」
秋夜「いいよ。」
あっさりと言う秋夜。
慎「…秋夜はいいの?」
秋夜「何が?」
慎「俺とAさんが付き合うことになっても。」
秋夜「全然いいよ。
だって慎とは小学校からの付き合いだし、あの時から姉貴のこと好きだったの知ってるしさ。
むしろあんな姉貴のこと好きになってくれてありがとうございますって感じ?」
慎「…そっか。」
秋夜「んじゃ、姉貴に連絡して返事来たらまた言うわ。」
慎「ありがと。」
秋夜「おう。頑張れよ、慎。」
慎「うん。」
秋夜は笑って俺に手を振ると颯爽と店を出て行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
秋夜から連絡があり来たのは翌日の晩だった。
秋夜姉貴と連絡着いた
秋夜明日の晩でどう?
慎大丈夫!ありがと
秋夜からは続けてカフェの名前が送られてきた。
秋夜8時に待ち合わせしてるから、10分くらい遅れて来て
慎分かった
…ストーカーみたいだってことは分かってる。
だけど、もし明日話した上で望みが無いと分かったら、Aさんのことは諦める。
俺はそう心に決めた。
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Nayuu(プロフ) - おおおおお (2020年10月8日 2時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» あっ、そういうことですか。この後慎くん頑張りますよー(ネタバレすんな) (2020年10月2日 9時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - えっとね、慎くんはどうするんだろうって 本当は違うこと書こうとしてたのに忘れた (2020年10月2日 3時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
直実(プロフ) - Nayuuさん» 何がですか? (2020年10月1日 17時) (レス) id: d65686c528 (このIDを非表示/違反報告)
Nayuu(プロフ) - どうしよう (2020年10月1日 10時) (レス) id: 261f0e1c06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:直実 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時:2020年1月17日 18時