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謙「なあ、Aさん。俺とパーッと遊んでストレス解消しましょ！」
そう言って笑う長尾くんが可愛くて
『…うん』
気がついたら頷いていた。
それから長尾くんがお店に来る度に、クリスマスの計画で盛り上がる。
謙「俺、Aさんのこと楽しませられるように頑張るわ！」
『じゃあ、わたしも頑張るね』
謙「それは大丈夫！Aさんが一緒に過ごしてくれるだけで俺は楽しいから」
なんて微笑まれてドキっとする。
最近の長尾くん、たまに大人っぽい顔するんだよなあ…
またある日は、仕事終わりにふたりで気になっていたタピオカのお店に行った。
平日なのに行列ができていて、注文まで40分くらいかかった。
謙「それで、あの時なー！」
長尾くんが大好きだというサッカーの話をする。
正直わたしは全く詳しくないけど、彼の好きなものを語っているときのキラキラした顔を見られるのが嬉しかった。
謙「…あっ、ごめん。俺ばっかり。つまらんかったやんな」
喋りすぎてしまったと思ったのか、長尾くんがしゅんとする。
『………嬉しいよ』
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月24日 4時
