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夏休みに入り、コンクールの地区大会が間近に迫ってきた頃。
陽菜「Aちゃん、後でここ一緒に練習せえへん？」
陽菜が廊下側の窓からひょこっと顔を出し、楽譜を指差しながら声をかけてきた。
『うん、もちろん。合わせよー』
陽菜「よかったぁ、ありがとう。30分後にこっちの教室来るなあ」
「じゃあ、また後でなあ」と言い残して、陽菜はトロンボーンパートが練習している隣の教室へと戻っていった。
丈「…上手いことやれてるんやな」
『へ？』
丈「いや、陽菜とは前に、ほら…」
『あぁ…！』
野球応援の日、陽菜はわたしの陰口を言っていた同期と一緒にいた。
あれから数日後「Aちゃん、ごめんなさい」と謝ってくれた。
でも陽菜は愚痴に参加するわけではなく、むしろ止めてくれてたのを知ってるから、もう気にしてない。
あの同期の子たちとも、今は普通に仲良くしている。
『藤原先輩、わたし意外と忘れん坊みたいで』
へへっと笑ってみせると、先輩もほっとした顔で「そっか」と言ってくれた。
丈「ていうか、陽菜ってAにめっちゃ懐いてるやんな」
「俺には合わせようって言うてきたことない」と不服そうな先輩。
『そうですねえ。毎日Aちゃん好きーって言うてくれますから』
陽菜は妹みたいで可愛いし、悪い気はしてなかった。
丈「意外なところにライバルおったか…」
『？なんですか？』
丈「いや、なんでも。基礎練やるか」
『はい！』
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
