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『んー…』
翌朝、いつもより早く家を出た。
電車の中で楽譜ファイルを開き、睨めっこ。
まだ朝早いからか、いつもより人が少ない。
１年間のブランクと他の人より後から入部したこともあり、遅れをとっている気がする。
現にパート練習でも、藤原先輩の足を引っ張っていた。
最寄り駅で降り、足早に学校へ向かう。
他に登校する生徒の姿は見当たらない。
『失礼します』
真っ直ぐ職員室に向かい、音楽室の鍵を借りようとしたら…
『えっ、鍵がない』
時刻は７時過ぎ。先生もまだほとんど居ないのに、一体誰が？
疑問に思いつつ、音楽室に向かった。
『おはようございまーす…』
ドアを開けて中を確認する。
奥の方で人影が見えた。
流「あれ、Aさん？」
『大西先輩！おはようございます』
そこには荷物を置き、楽器を広げている大西先輩がいた。
流「おはよう。早いな」
朝なのに、爽やかな笑顔を見せてくれる大西先輩。
やっぱり名前の通り、目の中にお星様を飼っていると思う。
『先輩のほうこそ！早いですね』
流「いやいや、今日はちょい寝坊した」
『毎朝これより早よ来てるんですか？』
流「ん。まあ…」
先輩はへへっと笑う。
『すごいですね……』
流「そんなことないでー。俺、高校から始めたから下手やし。みんなに追いつくためには人より練習せな。」
『先輩は下手ちゃいますよ…』
流「ははっありがとう。」
大西先輩は楽器を磨き終えたらしく、テキパキと組み立てる。
楽器はすごく綺麗で、大切に吹いてるのがわかる。
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雪(プロフ) - レモネードさん» レモネードさん！コメントありがとうございます…！そんなふうに仰っていただけて嬉しいです♪吹部に所属されてるんですね！これからも楽しんでいただけるように更新頑張ります◎ (2022年11月17日 21時) (
レス) id: 01aa64d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - めちゃめちゃ面白くって、スクロールする手が止まりませんでした！！私も吹部に所属しているのでこういう設定はとても嬉しいです！更新楽しみにしています！ (2022年11月17日 21時) (レス) @page46 id: 2a81c5c52d (このIDを非表示/違反報告)
米山瑞稀 - なにわ男子 (2022年11月17日 20時) (レス) @page1 id: d103d0e008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2022年11月15日 14時
