Stories⑧ (ページ10)

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My Friend ページ10

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雪川

渡辺「はぁ、、、、」

『、、、、、、』

滝沢歌舞伎ZEROの東京公演が終盤に差し掛かった頃

翔太が緊張から上手く歌えない日が続くようになった

私にはいつも辛かったらひとりで抱え込まずに
言えって言うくせに自分のことになると私には
全然話してくれなくて

舞台袖からリハで歌う翔太を見つめながら
どうすれば翔太の力になれるかなってひとり考える

すると

「A～」って呼ばれて後ろを振り返れば

そこには大好きな林くん！

林「翔太頑張ってるね」

『うん、、、、でもなんて翔太に
声掛けたらいいのか分からなくて、、』

林「うーん、そんなの簡単じゃん」

『えっ？』

林「Aはいつも通りでいいんだよ」

『、、、いつも通りって？』

林「翔太のそばにいてあげる
それだけでいいと思うけど？」

『、、、、、』

林「今の翔太にはAが必要だよ」

『そうかな、、、でも私じゃ頼りないんじゃ、、』

林「そんなことないって！
今までずっと一緒にやってきたんでしょ？」

『うん、そうだけど、、、』

林「もし俺が翔太の立場だったら
そばにいてくれるだけで安心するけどなー

あ、ほら翔太のリハ終わったよ、行ってきな？」

『あ、うん、、行ってきます、、』

林「頑張れ～！！！」

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