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H.Makoto ページ3

Side you






『まこちゃんおめでとう』




今日は彼の誕生日。


昼間はメンバーさんなどに盛大に祝って頂いたようで、

今は少し疲れた顔をしている彼とふたりだけで誕生日会だ。



数時間前に、

『疲れてたら無理しなくてもいいよ?』

って送ったら、

「絶対行く。Aに会いたい」

と返信が来た。



なんとどストレートな言葉…


普段のマイペースな彼から発された言葉と思えないのは

今日が特別な日だからだろうか。



だから、プレゼントもだいぶ奮発した。




「うわやば…これ…俺が欲しかったやつ……」




少し前、一緒にネットを見ていた時に彼が

「欲しい…」と言っていたスニーカーをあげた。



ボソッと呟いたぐらいだったから

たぶん本人は覚えてないかも。




おかけでわたしの財布は寂しくなったが、

彼のこの笑顔が見れるなら痛くもないかな。


なんて、わたしは彼に惚れすぎだろうか。




「ありがとう。

これ履いて仕事頑張る。

ってか、履けねぇ〜……笑」


『あ、履き心地悪い……?』




全く考えて無かった。


パフォーマーの彼にはデザインの次に

履き心地が良い物にした方が良かったんじゃ…




「ち、!違う違う!!!

Aに貰ったから…その……

大切に使いたいなぁって……

…勝負時に使わせて頂きます笑」




そう言いながら、スニーカーを手に取り

まじまじと見つめる。


その姿はまるで少年のようで微笑ましかった。




「A、俺、もうひとつプレゼント欲しいんだけど…?」




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作者名:水実 | 作成日時:2019年8月1日 0時

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