- 102 . ページ2
・
「‥‥んぅ‥」
目を覚ますと白い天井とクリーム色のカーテンが
視界を埋めていて、ここが保健室のベッドの上だと
直ぐにわかった。
「起きた?」
「あ、紫耀‥‥居てくれたの?」
「うん。心配だったから」
起き上がろうとするとズキンと酷く頭が痛んで
自然と顔が歪む。
そんなわたしを見て紫耀は慌てて寝かせてくれた。
「熱、結構高かったよ。ごめんな、俺のせいで」
「なんで?どうして紫耀のせいなの?そんな事全然思ってないよ」
掛け布団を掛け直してくれる優しい紫耀は
小さい椅子に座り直すとわたしの手を握った。
「A、好きだよ」
「‥‥‥うん」
「こんな時にごめん、でもこういう時も俺が支えたい。だから俺と付き合って下さい。」
恐らく先生のいない保健室は
怖いくらい静かで、紫耀の告白の後はより静寂が広がる。
「返事は今じゃなくていい。ていうか今じゃない方がいいな。ゆっくり俺の事だけ考えて欲しいから」
気まずさを与えないようにか
いつもみたいに笑う紫耀の笑顔は少しだけ切なさを含んでいた。
「うん、分かったよ」
740人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みょん氏(プロフ) - さささん» スレ違いからのラブラブ!&廉くんですね!考えてみます。リクエスト本当に助かりました!ありがとうございます! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» コメントありがとうございます!デートさせてみますね。本当に助かりました! (2019年10月22日 18時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
ささ(プロフ) - こんにちは。やっと両思いになりましたね♪二人のイチャイチャ話が良いです。個人的にはスレ違いからのラブラブが大好きなので、新たなライバル廉くん登場!?とかも好きです。 (2019年10月22日 16時) (レス) id: bafeb54348 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 二人がデートに出かけるお話が見たいです! (2019年10月22日 7時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - やっと結ばれましたね!二人のお付き合い編、どんな二人が見れるのか楽しみにしています! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年10月12日 2時