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____you





人はパニックになると

固まってしまうんだね。


みんなの所に逃げたい

大きな声で誰かを呼びたい

どれもできないくらい

体が硬直してる。


「あれ、Aちゃん?」


目が合った。

美優さんの表情も口調も

いつもと変わらず穏やかで

漂うあの時の香水の匂いが

一層パニックを助長させる。


「…その…服。」

「…あぁ、これ?私がやったの。」


悪びれる様子は全くなく

穏やかで優しい口調で言った。


「あなたが幸せになるなんて許さない。」

「どういう…意味、ですか?」

「そのままの意味よ。」


静かな廊下にパシッと乾いた音が響く。

どうやら私はほっぺを平手打ちされたらしい。


「メンバーやヒロさんに言ったら…
あなたとGENE、潰すから。」


俯く私の顎をくいっと持ち

冷たく言い終えると

何事も無かったかのように微笑み

歩いて行った。


「あ、それと…」


くるっと振り向き


「Aちゃんを階段から落としたのは私。」

「…え?」

「目障りなのよ。」


捨て台詞のように吐いた最後の言葉。

頭の中でループする。

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玲於love - めちゃくちゃこのお話好きで楽しみにしてます!忙しいとは思いますが更新待ってます頑張ってください! (2019年10月12日 19時) (レス) id: f466e07f4a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です (2019年6月26日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃむ | 作成日時:2019年6月23日 17時

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