廻った世界で月を探す【ONEPIECE】【呪術廻戦】

性悪説 ページ26

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ルフィに道が開いてからは、一瞬だった。



《祖父》ではなく《海軍の英雄》として立ちはだかったガープさんを彼が沈め、ついに処刑台へ辿り着いた。
黄猿に鍵を壊されるも、いつの間にやら潜入していた3の人が鍵を新たに作り出しエースさんの手錠を解除、そして蝋の壁で海軍元帥の一撃から二人を護ってくれた。


崩れ落ちた処刑台が巻き起こす土煙の中から現れた火の輪が、彼が解放されたという証拠。








“火拳”の名を持つエースさんの姿がそこにはあった。








「「「うおおおおおおお！！」」」




海賊が歓喜を叫び、大気を震わせる。

歓迎された彼の命。

輝くエースさんの目は、今、生を望んでいる。



＿＿まだだ。




『っ急がないと』




白ひげさんの“最期”の船長命令に動揺が生じるも、《息子》である彼らは《親父》の意図を察して海へと走る。

エースさんの手錠は外されて、後は逃げるだけ。
でも彼の周囲には依然彼岸花が狂い咲いていて、今か今かと彼の死を待ち侘びている。

その死の運命を断ち切れるのは、私一人。


救い出すための条件は揃いつつある。

エースさんにそのための意思もある。

他の条件も問題ない。


けれど、ひとつだけ、《最後の条件》はまだ解決出来ていない。



縛りの成立を優先するか、それとも＿＿




「＿＿依り代」

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